今週のHAWAII情報(No.980)
ALOHA!〜 カノエ・ミラーさん 『ハート・オブ・ア・ダンサー』 〜ハレクラニホテルのHouse Without A Keyで1977年からフラのパフォーマンスを始め、現在もその美しい踊りで多くの人々を魅了しているカノエ・ミラーさん。今までのようにみんなで集まってフラの練習をするのが難しい中でもできる取り組みとして、観察力や想像力を高める練習をすることを提案してくれました。たとえば風が木々を揺らす様子や、陽の光の色が変化する様子など、細かいディテールを記憶に留めることができるようになったら、それを自身の踊りに反映させると、カノエさんは言います。「フラを踊るということは『ストーリーを語る』ということ。記憶にあるディテールの中から、今から踊る曲に必要なものを思い出すことで、それが顔の表情や体の動きに現れて踊りに彩りを与え、より深いレベルでストーリーを伝えることができるようになります。鳥についての曲ならば鳥になり、サーファーについての歌ならサーファーになる。フラを踊るあなた自身が毎回、物語の主人公になってストーリーを語る、ということなんです。」とカノエさん。例として He'eiaという曲をあげてくれました。これはカラカウア王がお気に入りのサーフスポットでサーフィンをしている様子について歌っている曲です。「私自身は泳ぎが得意じゃないし、サーフィンも一度もしたことがありません。でもサーファーがサーフボードを操る様子や、波のしぶきが風に乗って飛び散る様子などをよく観察して、そこから学んだディテールを自分の踊りにいかします。だから実際にサーフィンを経験しているかのように踊ることができるんです。」とのこと。曲の内容について詳しく聞いてみました。「カラカウア王が、ビーチにいる美しい女性にいいところを見せようと波に乗る姿が描かれている部分は、自信を持って波に乗る気持ちの高揚感を。またその後、王が岸に向かうとその女性はすでにいなくなっていたという部分では、その女性が自分に興味があったと思い込んでいたことを少し恥じて、ちょっとおかしいと感じてしまうような感情が湧いているだろうと想像できる。素晴らしいダンサーであればそんな感情の移り変わりも踊りで表現できるのではないでしょうか。」と話してくれました。Heeia は様々なアーティストが歌っていますが、カノエさんのお気に入りはGabby Pahinui の曲なんだそうです。カノエさんの日本でのフラのワークショップ、引き続きZOOMでの開催になっています。どなたでも受けることができます。詳細は日本オフィスの担当アラン・ロワさんへご連絡(電話 070-7472-1836)いただくか、あるいはジョン・ミラーさんへメールでお問い合わせ(johnboy19@mac.com)をお願いします。カノエさんにはまたご登場いただきます。どうぞお楽しみに!Kanoe Miller http://hulastudiojapan.com/https://bit.ly/3jjrwW1 Kanoe Miller11月13日 · Friday November 12This afternoon while teaching my Ilima (Advanced) students in Japan on Zoom I had a thought go through my head; a sense of gratitude that I am able to continue dancing on a daily basis by teaching hula to so many eager students in Hawai’i, Japan, and the Mainland U.S.. Because of them I can keep up my own hula practice, and hopefully when I get to return to dancing at the Halekulani I will not be so “rusty”!Here is a nice memory from a typical Friday night at House Without A Key, with bassist Danny Naipo singing Hector Venegas’ composition of “Hawaiian Lullabye”. Aloha, Kanoe 参考文献 ハワイ州観光協会 go-hawaii Aloha Street allhawaii (オールハワイ) iHeart Hawaii