tak@C Rocks

僕はそのとき、20F建ての自社ビルの14Fの居室にいた。
午後３時からの会議に出るべきか、考えていたときだった。
縦方向に、自動車に乗っているかの揺れを感じた。
縦揺れは嫌だな、と思っていたら、今度は横揺れになった。
横なら大丈夫と思っていたら、かなり大きな揺れ。
隣の同僚の椅子がずれる。とても激しい。
頭上には何もなかったので、机の下には入らなかったが、
それは後でTV映像をみたところ、間違いであることがわかった。
14Fのビルはかなり揺れ続け、5分くらい揺れていたと思う。
その後も余震が続く。ビルはとてもいやな揺れ方をしていた。
早く帰りたい気持ちだったが、会社からの指示は待機。
飛行機に乗っているかのように揺れるビルからは降りたかった。。
しかし、エレベータは止まっていた。
その後はインターネットで情報をウオッチ。当然仕事どころではない。
会社の窓から眺めると、台場方面から黒煙があがっていた。
その後。半径10KM以内の人は帰宅してもよい許可がでた。
僕は12KMくらいだったのだが、帰りたいので許可をもらった。そのとき5時。
まだ電車は動かず。タクシーを拾えばよいと思ったのだが。。。
通りにでると、タクシーは、なかなかつかまらなかった。
バスも走っていない。歩くしかない。。
幹線道路沿いには僕みたいなサラリーマンがたくさん闊歩していた。
高校生らしき団体もいる。子連れの人もいる。。
脚を引きづるハイヒールの女性もいる。
歩き続けていると汗をかいた。しかし、風は冷たい。
これは休憩したら体が冷える。歩き続けるしかない。。
歩き続けること2時間。会社でもらった1.5Lの水は重いのでリリース。
傘もいらないと思ったのでリリース。
さらに歩き続けると空車のタクシーを発見。助かった。
僕はタクシーに乗ったが、今度は渋滞でなかなか進まない。
ドライバーもいらだっている人を何人か見かけた。
僕は家の２KM手前くらいで降り、また歩いた。
帰宅したのは8時半。汗で体が冷えたのか、頭が痛い。
しかし、TVの映像をみて驚愕した。
協力して乗り越えてほしい。
***
先ほど、物資を購入しにスーパーに行ったら、水は売り切れ。
他の品物もちょっと少なくなっていた。
ガソリンは、ハイオクが売り切れていた。