カテゴリ:読書
「督促OL業務日誌」はコール・センターに勤務する女性の仕事エピソードをマンガと文章でおもしろエピソードを紹介していた。お金を借りている人もなかなか一筋縄ではなく、「何度も
電話するな」とか「○してやる!」などの罵詈雑言を浴びせられながら、お客さまに返済の催促をする内容だった。多くの新人はすぐに辞めてしまい、残るのは兵ぞろいで、そういうプロ フェッショナルのエピソードもマンガで描かれていた。文章はごくまじめに「借金をした後の法的な措置のこと」や「通称:ブラックリストに掲載されるとどうなるか」、「借金を踏み倒すと」などが書かれていた。要は「簡単に借金をするな!するなら返せる程度にしないと後が大変だぞ」ということが書かれていた。なかなか芯を付いた内容だった。とても参考になった。 「女王(クィーン)とプリンセスの英国王室史」はエリザベス女王の人生やイギリスの王室の歴史がサラッと書かれていた。日本の皇室は「万世一系」で脈々と現代も続いているが、イギリスの王室は歴代「○○朝」と「血」の関係はほとんどなく、初代は海賊からはじまり他国の王子や皇女が入り、イギリス王室を継承しているそうな。今のエリザベス女王のおもしろエピソードや ダイアナ妃や故・サッチャー首相との確執話も詳しく書かれていた。後半は孫のウィリアム王子の事にも触れていたがまぁ、こんなものだろう。「原発広告」は原子力発電を世に知らしめるため莫大な広告費を支払いメディア(TVのCM・新聞広告・雑誌広告)を味方につけ、イケイケドンドンでやってきたが…東日本大震災後の福島原発の問題後、これらの原発賛美のCMや広告は一気になくなったそうな。この本ではメディアや広告代理店と各電力会社の癒着をするどく指摘していた。著者はこの本で「先の大戦の大本営発表と原発賛美CMの根本は同じ」と指摘していたがまさにその通りだろう。この本では今までの原発広告を大量に掲載していた。芸能人や著名人を使い「原子力賛美」の対談をさせる広告があまりに多く驚いた。また最近、電力会社のCMが戻ってきているがやっぱり原発賛美系が多いなぁ~ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
December 9, 2013 12:06:13 AM
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