ADHDが理解出来ない
息子の恐怖に怯えた声にあわてて駆けつけると旦那が仁王立ちしていた。理由はきょとんとしているのが気に入らなかったらしい。何できょとんなのか確認すると一度飲んだコップを流しに片付けるのがもったいないとの事。それを注意したらきょとんとしていたので頭にきたそうです。まずは何を言っても恐怖を感じている以上入らないと訴えた上で、あなたも悪いと伝えました。何度言っても入らないのは分かっています。根気良く言い続けるしかないと。大体、旦那の実家は一度水を飲んだコップを一日使いますが、私の育った環境は汚れた(使用した)食器をいつまでおいておく、あるいは片付けないのはみっともない、ぶしょったい(←方言?)と言われてきました。どっちが正しいなんてありませんが以前の日記でも書いたように、自分の常識が世間の常識とはかぎりません。ましてや私自身、今でも使用すれば直ぐに片付けます。それを毎日息子が見ているのできょっとんとして当然です。ADHDの特性を再度訴えると、俺だって我慢している部分があると言われました。結婚して初めて旦那に反抗しました。ぶちぎれて叫びました。「だから、離婚しようって言っているでしょ。あなたは連れ子の息子を理解しようと本当によくしてくれているのを知っている。でも、どうしても納得が行かないのならお互いのために別の道を選んだほうが良いでしょ。私だって我慢している。あなたが間違ったしかり方をしてもみみっちをおもってとの事だとたえている場合だってある。」「離婚してどうするつもりだ」「実家には帰らないよ。再婚もしない。」この段階で黙ってパソコンへといってしまいました。私はみみっちを伴い、かずっちのいる和室へ行きました。しばらく、ぼーっとかずっちを眺めつつ、ついに言葉にしてしまった《離婚》という単語をかみ締めながら現実的な問題を考えていました。転校させるかさせないか、住む場所、保育園の希望変更等・・・・結構ズルズルひきずるタイプですが、これっ!と決めたら即行動タイプなもので・・・・(^^;;しばらくすると旦那が和室にきました。「かずっちはどうするつもりだ?」「連れてくよ。」「・・・・・」「えっ!駄目?」私がさっぱりした態度で対応するので真剣に離婚にを考えている事を改めて受け止めたと思う。私の背中ですすり泣きしているみみっちに言いました。「お父さんが悪かった。許してくれるか?」「・・・(泣いています)」「お父さんは少しあせりすぎた。最近のみみっがあまりにも良いから少しでも早くよくなって欲しくて、もっと後でもよい事にこだわりすぎた。許して欲しい。」「うえっ(なきながらうんと言っている・・と思う)」「ただ、わかって欲しい。お父さんはみみっちがお父さんになってって言ったから約束を守った。だから一生懸命になりすぎた。」そして気配からさっするに抱きしめた・・・みみっちはだきしめられる事がほとんどない。旦那の腕の中で大泣きになった。私もかずっちを見ながら涙した。「仲直りの印にトランプをしよう。」こうして、今夜は幕を閉じました。自分もそうですが自分には理解しがたい部分を理解し、受け止め、医者の言う裁量の指導(遠回りに思える)が一番の近道だと中々納得できません。どうしても急がば回れ・・より、二兎追うものは一兎もえず・・になってしまいます。今後も夫婦でぶつかる事も多々あると思いますが、子供にとって最良の道を選べる親になりたいと改めて思いました。