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カテゴリ:物思い
あたしの実家の近くには、市立の大きな病院がある。
あたしが中学生ぐらいの頃に別な場所から移転してきたんだけど、 その病院を中心にした、区画整理事業が着々と進められてるの。 元は田んぼだった所を埋め立て、大きな道路を作り、住宅地にして、 指定医療地区みたいにして、個人病院も受け入れたりして、どんどん整備されてる。 だから、実家に帰るたびに新しい道路が出来てて、正直迷うんだ そして、あたしの実家はと言うと、 その区画整理事業にガッツリ引っかかってて、 前々から移動しなきゃなんないことにはなってたんだけど、いよいよ引越しを余儀なくされたの 割り当てられた土地は、まだ宅地として整備されていない。 なので、このを引っ張って移動する事も出来ず、アパートを借りる事に。 その期間・・・未定 ありえねぇ~ ちなみに、 【国が行う区画整理事業】では、その土地を買い上げるのでお金が入りますが、 【地方自治体が行う区画整理事業】では、 「住民がやってくれと言うので」的な考え方なので、ほとんどお金は入りません。。。 引っかかり損なのです・・・ 長い長い前置きはコレぐらいにして、 まぁ、うちの実家の引越しをしたわけですよ その前に、荷造りをしたり、いろいろと整理をしなきゃいけないので、 あたしもここ最近は、仕事終わりや休みの時に、実家の片づけをしていたのさ。 そしたら、押入れの奥から、ホコリまみれのダンボールが出てきまして・・・・・ 「なんだ?コレ・・・?」 おそるおそる開けてみると、 そこにはお姉ちゃんとあたしが、保育園の頃に描いた絵や作った作品、 保育園の連絡帳など、小さい頃の『思い出』がごっそり出てきました お姉ちゃんと、しばらく手を止めて笑い転げながら、 今やすでに記憶のない、保育園の頃の作品と、幼い感性に浸っていました。 そして、連絡帳を見てみると・・・ 先生:legolegoちゃんは、ご飯の時もじっと座ってくれません。 足をイスに乗っけたり、横になって食べていたり・・・ おうちではどうですか? 母親:うちでも食べるのはものすごく遅いです。 遊びながら食べたり、横になったり・・・ お姉ちゃんは割と早く食べてくれるのですが・・・困っています。 先生:legolegoちゃんは、機嫌がいいとよくおしゃべりしてくれますが、 ちょっとでも機嫌が悪いと、話しかけても無視をします。 母親:自分が「こう!!」と思うと、 時間をかけて言って聞かせても、叩いてもなだめても、 全く言う事を聞きません。 少し素直に聞き入れてくれると助かるのですが・・・ お姉ちゃんは素直でよく言うことを聞いてくれるのに、 どうしてこの子は・・・と途方に暮れています。 先生:legolegoちゃんのセーターが可愛かったので、 「可愛いセーターだね」と言ったら 「でしょ~?」と言って、すごく機嫌がよくなりました。 母親:自分が着る物は自分が決めないと納得がいかないようです。 今は半ズボンがお気に入りです。 ・・・・・ 今と大して変わってねぇ~ もう三十路目前の大人なので、ご飯の時に歩き回ったりしませんが、 飲みに行くと、安座姿勢になるし。。。 機嫌が悪い時は、ホントにしゃべらなくなるし。。。 自分が「こう!!」と決めたら絶対に曲げないし。。。 自分が着る服は自分で決めたいし。。。 今でも『半ズボン』大好きだし。。。 「『三つ子の魂、百まで』ってホントだねぇ~」 って、お姉ちゃんは大爆笑 ・・・と、ここでふと思う。 「やっぱり、あたしはお姉ちゃんと比べられて育ったんだな・・・」 あたしのお姉ちゃんは出来がいい。 生まれた時から優等生。 そのお姉ちゃんに比べられ、 「お姉ちゃんを見てみなさい!!」と言われ続けて育ったあたし。 『負けるもんか!!』と思って頑張ってみたものの、 頑張っても頑張らなくても、言われる言葉は同じ。 「お姉ちゃんを見てみなさい!!」 だから、あたしはお姉ちゃんに任せる事にしたの。 自分で何をやっても褒められないから、褒められるお姉ちゃんに譲る事にしたの。 どーせあたしは、何をしても怒られるんだから、何をしても無駄だ。 いつしか、悔しくて泣くこともなくなった。 いつしか、自分の意思表示をするのもめんどうになった。 いつしか、家族だと思えなくなった。 いつしか、自分は一人だと思うようになった。 それを、『今』思い出した。 あたしのインナーチャイルドは、押入れの奥にホコリまみれで眠っていました。 そして、久々に自然と涙が溢れてきました。 その出来のいいお姉ちゃんと、一番比べていたのはあたしだ。 お姉ちゃんに追いつこうと、追い越そうと、 親に褒められたくて、認めて欲しくて、もがいていたのはあたしだ。 お姉ちゃんはお姉ちゃん あたしはあたし お姉ちゃんと同じ道を行かなくてもいいんだ。 なんで気付かなかったんだろう? 今までに、それを教えてくれる人はたくさんいたのに・・・ きっと、今のタイミングだったんだろうな 今まで大切に保管してくれていたお母さんに感謝 (いやいや、あるのさえ忘れてただけじゃ?ホコリまみれだったし) 自分のインナーチャイルドも何となく分かったし、 新たな旅立ちだっ これからは、 比べる事も、 評価を恐れる事も、 そんなのどーでもいい。 あたしはあたし。 この世で唯一無二の存在。 押入れの奥から、そんなことまで分かるとは・・・すげぇな 明日から10月 もうすぐ29歳の誕生日も来るしぃ~ 何か、すごいことが待っていそうで、 それがいいことでも悪い事でも全然ウェルカムで、 すごい楽しみで、ワクワクしてて、ニヤニヤが止まらん お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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