ざつねん日記

　以前もお話しましたが、
　あたし、かなりの肩こり自慢

　髪を切って、少し軽くなったのもつかの間・・・
　また、鎧のように硬く、漬物石でも背負っているかのように重く、
　さらに、肩こり通り越して吐き気までしてくる始末


　そうだマッサージに行こう
　って、ふいに思いついて行ったのは、
　よく行くタイ式マッサージのお店
　スタッフのほとんどがタイ人で、
　会話はほとんどないけど、簡単な言葉でゆっくり話すと理解してくれるし、
　必要最低限のコミュニケーションは取れている。


　極楽マッサージを味わった後、お茶を頂く時に
　「あれ？髪切りました？
　　すごくイメージ変わったけど、似合ってる」
　って、受付を担当している男の子（もちろんタイ人）に話しかけられたの。
　「えっ？覚えててくれたの？
　　一ヶ月前ぐらいにバッサリ切っちゃって・・・」
　って答えたら、
　「日本人の名前、ムズカシイ
　　だから、顔で覚える。
　　どんな話したか、覚えるようにしてる。」
　って話してくれた。



　偉いわぁ～


　あたしも接客業をしているので、
　この男の子のように、なるべく顔は覚えるようにしているけど、なかなか出来る事じゃない。
　それに、どういう会話をしたかなんて、
　不定期に来るお客さん相手にしてたら大変だよ
　あたしは接客業でも、定期的に来てくれるような所だし、
　便利なツールもあるし、大丈夫なんだけど・・・
　しかも、
　外国人相手なら、特に大変だよ
　ほとんど同じ顔に見えても良さそうなのに・・・
　この子、本当にプロだわ
　


　そんなこんなで、
　肩が凝ってどうしようもなくなると、
　タイ式マッサージに足が向いちゃう。
　ただ単に、体をほぐしてもらいたいだけじゃなく、そういう小さな気遣いが嬉しいんだ



　タイから来た、あたしよりも５コ以上も年下の男の子に
　『接客業の基本』みたいなものを
　改めて教えられたような気がして、
　「もっとしっかりしなきゃなぁ～。。。」
　って思ったよ
　それと同時に、ホストクラブに通いつめる女の気持ちもちょっと分かった


　日常のちょっとした中にも、様々な『学び』が転がっている。
　それを受け取るか受け取らないかは、自分次第だ