ざつねん日記

　昨日、あたしの中学校の同級生であり、相方の幼稚園からの大親友である友達を
　交通事故で亡くしました。


　ブログにアップするべき内容ではないとは思いますが、
　ここに書いて心の中を整理しないと、
　あたしが壊れそうで、
　もっと壊れそうな相方を支えられないと思うので、
　かなり重たい内容になりますが、書かせていただきます。


　昨日、仕事中に相方からが来て、
　「今、大丈夫？」
　って言う相方の声で、ただならぬ雰囲気を感じ、
　「Ｙがさぁ、Ｙがさぁ・・・死んだんだよ。」
　って言いながら電話口で泣き崩れる相方に、
　「嘘でしょ？」
　って言いながら、
　そんな相方の状況に、これは絶対に冗談でもなんでもないんだって悟って、
　目の前が真っ白になった。
　「終わったらまっすぐ帰って来て」
　と言われ、
　そんな状況で仕事になんかならないし、
　相方も心配なので、仕事なんてほっぽり出して帰りたかったけど、
　そうもいかないので何とか頑張って仕事を終え、家に帰りました。


　帰ると、相方は真っ暗な部屋で、泣きながら、
　Ｙが好きだったビールを一人で飲んでいました。
　
　
　「Ｙにもビール？」
　ってあたしが声をかけると
　「そうだな、Ｙにもビールだな」
　と言い、
　そいつが大好きな沖縄で相方が買って来た琉球ガラスのグラスにビールを注ぎ、
　相方はいつもＹに言うように
　「はい、お疲れ～」
　って、グラスをカチンと軽く合わせ、泣き崩れた。
　あたしは、相方の頭を撫でて、一緒に泣く事しか出来なかった。



　そして、
　友達から連絡を受け、信じられなくてＹの家に行ったこと、
　Ｙの家に行っても「顔がぐちゃぐちゃだから」と顔を確かめられなかったこと、
　Ｙの家族から聞いた詳しい事故の状況、
　Ｙがただの友達ではないこと、
　まだ、全然信じられないこと、
　そして、まだ認めたくないこと、
　様々なことをあたしに聞かせた後、
　「アイツ、バカだすけ、まだ自分が死んだって分かってねぇんじゃねぇかな。」
　と言うので、事故現場まで行って、連れて帰って来ることにしました。


　現場に着くと、ものすごいスピードで電柱に衝突したんだな、ってことがすぐに分かったし、
　即死だったっていうのもよく分かったし、
　やっぱりアイツ、自分が死んだって分かってないと思って、
　ビールと、タバコと、お線香をお供えして、２人で手を合わせました。
　電柱を掴んで泣き崩れ、立てない状態の相方の代わりに、
　「Ｙ！！帰るよ！！」
　とあたしが言い、
　相方の手を取って車まで戻り、
　「Ｙ。帰るぞ、オラ。」
　と相方も言い、
　連れて帰ってきました。


　
　家に帰っても、
　Ｙに注いでやったビールは減っておらず、
　「何で飲んでねぇのよ、Ｙ！！」
　と相方は泣き、あたしも涙が止まらなかった。
　
　


　その事故は、地方版ですが新聞にもデカデカと載ってるし、
　ローカルニュースですが、テレビでも報道されました。
　
　

　今までも、ホントにバカでバカでどうしようもないヤツだったけど、
　こんな形で新聞に載るなんて、ホント、バカだよ。
　最後までバカでどうしようもなくてうちらの言う事も聞かないバカだけど、
　かけがえのない大切な大切な友達。
　どんなにバカやっても憎めない、大好きな友達。
　いなくなるなんて、１mmも考えていなかった。
　もういないなんて、信じられないし、信じたくもない。
　今朝起きて、夢であって欲しいと思った。
　新聞を見ても、嘘書いてるんじゃねぇかと思った。
　受け入れられないし、受け入れたくもない。



　「お前らの結婚式で友人代表やるのは
　オレしかいねぇべ！！」
　って言っておきながら、死んでしまったら出来ねぇじゃん。
　バカ。
　

　
　同乗者の方のご冥福を祈りつつ、
　どうしようもないバカな友達が、迷うことなく天国に辿り着けるのを祈ってる。


　
　しばらく会えないけど、飲みながら待っててよ。
　淋しいからって、うちの相方を迎えに来たらただじゃおかねぇから