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カテゴリ:春子の庭
うちの庭にはお地蔵さんがいらっしゃいます。
此のお地蔵さんは室町時代の作なんです。 私が学生時代、考古学を学んで居ました。そして在る古墳を見学に行ったのです。 其の古墳の玄室には天井が無いのですね。何故なら室町時代まで其の古墳の玄室の石材を使用してお地蔵さんを造って居たからです。 古墳の玄室の石材を小さく割りそれでお地蔵さんを造って居たのですね。現在では考えられない様な事も当時は普通に行われて居たのでしょう。 其の後数年して、私一人で其の古墳を訪れた折に、足元に在る石を掘り出しました。そして其の石の埋もれていた側を表に向けると何か掘られて居る感じです。どうもお地蔵さんの未完成作品の様子でした。そこで其の石を車に積み持ち帰ったのです。 水で表面を洗うと余り深く掘り出されて居ないお地蔵さんがいらっしゃいました。 そして其のお地蔵さんが永らく実家の鬼門方向にニラミを利かせ不吉な物が進入してくるのを防いでいたのです。 そして私が独立、転勤などで数度の移動が有りましたが、全ての場所で我が家の鬼門を守ってくれて居ます。 そして現在も鬼門の方向を優しい顔で見守ってくれて居ます。 お地蔵さんの下の花器は日展作品なんですよ。作者が見ると怒るかな。 お地蔵さん posted by (C)春子のお父さん お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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