性別・世代を飛び越えたクロス消費の拡大
消費の尺度が社会常識から自己満足にシフトした結果、男性的な商品を女性が使い、若者向けのサービスを利用する中高年が増える…という“性別”や“世代”が交錯したクロスオーバー消費の傾向が進み、新たな需要を生み出しているそうです。《 性別のクロス消費の例 》ハーレーの淑女急増 2004年のハーレーの新車バイク登録11,893台のうち、女性所有は1000台強だった これは、1996年の4倍以上の数字である男性が厨房に入り、高機能な白物家電を利用し、インテリアに凝るライフスタイルの志向により、脱毛・除毛器等の理容家電売場に男性が目立ったり、洗濯機等の購入の主導権を男性が握るケースが増えた。《 世代のクロス消費の例 》ベネトンメガストア表参道の子供服売場では、子供服を自分の服(小さめのインナー)として選ぶ大人が増えています。子供服はカラフルで、デザインが他人とだぶる可能性が低く、しかも価格も2割ほど安いのが魅力なのだそうです。これからの販売戦略は、性別や世代を超えたニーずで潜在化されていないモノを掘り起こして商品化すること、つまり顧客の立場に立ち、柔軟な発想をすることが求められるのでしょう。