会計事務所だからできること
当事務所は生命保険の代理店をやっています。長きにわたり事業を営んでいることもあり、30年近く加入しているお客さんも少なくありません。しかし、ここで問題となるのが、加入者の年齢が70歳以上だと、更新時のアップ率が50%以上(掛け捨ての場合)になることです。先日も月額31,000円の保険料が更新によって46,000円になるケースがありました。そこで、こちらからは保険金額を半額にして保険料の上昇を最低限に留め、新たに後継者の息子さんに新規加入して頂くという提案をしました。減額や解約の提案は、保険会社的にはNGかもしれませんが、お客さんの立場から保障を考えることができる会計事務所ならば、抵抗なく行なえます。このような“中立の立場である”会計事務所のメリットを活かした保険の指導が、今後は重要になってくると私は思っています。また、経営者が高齢になると保険の選択肢が極端に減るという現状にも多々思うことがあります。難しいことは重々承知ですが、後継者との保険をセットにした割安な商品なども欲しいですね。