感動の 『 監査法人 』
『 監査法人 』 の第三回目。 過去の二回には、やや否定的な感想を持った私ですが、今回は素晴らしい人間ドラマになっていて … 感動しました ( ちょっとホメ過ぎかな? )何と言っても、三回目の主人公は 吉野晴喜公認会計士で した。彼は、厳格監査の意味するところ ( 社会的責任の大きさ等 ) を理解した上で、東都銀行の主査を引き受け、自分の意思を貫き通しました。なぜに “ 厳格監査原理主義 ” の若杉健司をチームに入れたのか? … それは、吉野の決意の表れだと思います。「 自分だけなら挫けてしまう。だったら、若杉をチームに入れて、自分の気持ちを代弁し続けてもらおう。彼なら、きっとその役目をやり遂げてくれるはずだ 」 と感じて、吉野は健司に全てを委ねたのです。エレベーターで 「 若杉君、君がいてくれて良かった 」 というセリフは、彼の本心 ( そして、最後の言葉? ) ではないでしょうか。怖いもの知らずで、 「 ただ、厳格な監査がしたいんだ! 」 と言うだけの健司は甘チャン。良くも悪くも、小野寺や吉野の思惑に踊らされているだけです。そんな健司と比べると、吉野のことを見直した茜は大人かな?でも、きっと健司も最後には、そんな自分の青臭さに気付くでしょうね。