終わりの始まり
渋谷系 と呼ばれたジャンルがあります。1990年代前半に渋谷を中心に流行したポピュラー音楽です。有名どころでは、小沢健二、ピチカートファイブ、オリジナルラブといった面々です。この渋谷系の聖地と呼ばれた HMV渋谷店 が8月22日に閉店しました。自分も利用していた店舗なので、閉店は残念です。しかし、CDが売れない現状を考えると、駅前立地の大型店舗で “ 情報発信源として知られていない音楽を発信していく ” というやり方はもう許されないのかもしれません。そう考えると、これは終わりの始まりなのかもしれません。動画サイト、ネット販売を軸とした音楽ビジネスを展開するもよし、ネットとは無縁のこだわり空間での対面販売を活路を見出すのもよし…過去にとらわれない新しい世界がやってくるはずです。