世界最強!新幹線
偶然なのかもしれませんが、今週の 『 週刊ダイヤモンド 』 の特集は 「 新幹線 」 です。もちろん事故の前に編集された特集ですが、因縁のようなものを感じます。驚くべきは日本の新幹線運転手の技術の話でした。その一部を要約すると下記のようになります。新幹線は15秒刻みで運転されています。6時10分発車と表示されていも、実際の運行では6時10分30秒となり、発車・通過・到着は定刻から15秒遅れると遅延となる厳しさです。そんな条件で、運転手はアクセルとブレーキだけでダイヤに忠実な運転をします。ATCがあるから簡単じゃん!と素人は思いますが、ATCブレーキが稼働すると急減速になるので、プロはATCブレーキがかからないギリギリの速度をキープして、定時運転と快適運転の両方を高い次元で両立させるのだそうです。新幹線運転手とは、眼前の風景に目を凝らしつつ、持てる知識と能力を総動員しながら2時間以上にわたって新幹線をコントロールし続ける職人なのです。開業40年超で大きな事故が皆無なのは、単なる偶然なんかではありません。やっぱり、日本の技術はスゴイや。