父と子の絆
俳優の香川照之さんが九代目市川中車を襲名するというニュースには驚きました。父である三代目市川猿之助との複雑な関係があったため、歌舞伎とは別の道を歩き続けてきた香川さんですが、「 一門を絶やしてはいけない 」、「 父と子の関係を修復したい 」 という気持ちから、45歳にして歌舞伎の道に飛び込むことを決意しました。幼少期に実の父親から 「 親でもなければ子でもない 」 と言われるという壮絶な因縁を乗り越えての復縁は、父と子の絆は強いというべきか?、それとも歌舞伎の血は濃いというべきか?…どちらにしても胸が熱くなる話でよすね。こんなにドラマチックな展開は滅多にありませんが、世の中小企業の事業承継にも数多くの波瀾万丈があります。そんな中、一つでも多くの親子の間で事業の円滑な承継ができることを祈っています。( 他人心配するより自分が先だろう?…という声が聞こえてきそうですが )