税理士の進むべき道とは
雑誌WEDGEで、中小企業支援への取組を紹介していましたが、日本政策金融公庫の某支店長のコメントがグサリときました。「 セーフティネット機能を発揮するのが我々の役割だが、民間の金融機関が大抵メインバンクでイニシアチブを持つ。税理士さんは税務に強いが、地域特性を見ていないことが多い。そういう多くの関係者の間に入って調整してくれるのが活性化センターです 」特集の後半では、もっと辛辣な表現がありました。「 机上論を得意とする税理士や会計士、金融機関OBなどのコンサルタントは、実務の実体験が乏しく、機能しないケースが多いと言われている。実際に、作業着を着て、倉庫の確認をし、工場に出向き、現状を把握する、そして丁寧に社長、経理、現場からヒアリングを行い、フットワーク軽く金融機関などのステークホルダーと交渉する、といった動きができなければ、その企業の実情を踏まえた経営改善計画を立てることなどできないのである 」税務には強いが地域特性を見ていない、机上論が得意で実務体験が乏しい ... 厳しい指摘です。でも、こうした世間の見方も飲み込んで前に進まないとダメな気がしました。