アメリカと消費税
大阪経済大学客員教授の岩本沙弓さんは 「 アメリカは消費税を差別的な税金と認識しているため、輸出相手国の一方的な消費増税に対しては報復措置を取ることを公文書で明言している。事実、消費税を導入した竹下内閣は日米構造協議を、税率アップをした村山政権は年次改革要望書を突きつけられ、アメリカの報復を受けている 」 という趣旨の話を自らの著作で書いています。確かに面白い話かもしれません。でも、これはちょっと強引な解釈による仮説です。消費増税によって日本の国際競争力が上がるわけではないし、さらに他国の税制改正に対してアメリカが報復することなど考えられません。国際社会の仕組みはこんなに単純ではなく、もっと複数の要素が絡み合って動いています。アメリカは消費税を憎み、導入国を敵視しているはずなどない!と思いますね。【新品】【2500円以上購入で送料無料】【新品】【本】【2500円以上購入で送料無料】アメリカは日本の消費税を許さない 通貨戦争で読み解く世界経済 岩本沙弓/著