カテゴリ:意思伝達
SNSの次にくるメディアは何か、神田昌典さんは「コミュニティー・メディア」と即答します。
コミュニティメディアとは、ひとつの空間、もくしは時間を共有する人々の集まりで、典型的な例としては「読書会」が挙げられます。 アレックス・ベントランドの「ソーシャル物理学」によると、リアルな交流をしている友人からのメッセージはネットだけの友人のそれと比べ、4倍以上も行動変革に繋がると言います。とはいえ、少し顔を合わす程度の関係では弱く、同じ関心事を持つ人とある程度の時間と空間を共有して初めて強い影響力が生まれます。そんな場として最も手軽なのが読書会というわけです。1冊の本を媒介に対話することで、参加者の関心を欲求に効果的に高めていくことができるわけです。 実際、神田さんが2011年に始めた読書会「RFA」は年間延べ1万3000人超が参加し、最近では中国でも大規模に行われ始めました。本をきっかけとした人々が集まり行動への強い動機付けになり、他の組織とのタイアップも進んでいます。 明治維新のリーダー達が集い、育つ場となったのは対話式の読書会でした。時空を超え、本離れとという現状を克服し、人そして社会を動かすメディアとして本が再評価されるのは素晴らしいですね。 ( 参考資料 2017年10月2日 日経MJ ) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
October 28, 2017 11:15:28 PM
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