病院は遠い
3日前に、「母が脳梗塞で倒れた」と連絡があった。横浜で高校の教師をしている弟夫妻が病院の介護をしてくれているらしい。何はともあれ駆けつけねば。宮城の白石にいる兄も来るという。今後の相談もして置かなくては。家内が前もって病院に行く方法と時間を調べて置いてくれた。これがまた複雑。金沢文庫に帰るよりもややっこしい。病院がある駅に着いてみると、前を歩いているのはどうやら兄夫婦らしい。やはりそうだ。20数年ぶりだ。当然とはいえかなり変わっている。一緒に病院まで。歩きながら近況をお互いに話す。病院に着くと、弟たちはまだ来ていない。お袋は「これが俺の母親か」と思うくらい変わっている。1年前に横浜に帰って会ったときとはえらい違いだ。脳にマヒがあるので、私のことが誰だか分からない。弟夫婦が来て、今後のことを話す。それぞれが大変で、それぞれが苦労しているのがよく分かる。それにしても、金沢文庫の反対側というのに、平塚から来ないといけないとは。横浜も大きくなって、自分からどんどん離れていってしまう気がした。