日々の暮らし

今日、社交ダンスの練習に行ってきました

田舎の公民館を使っています。

今日は休日なので、本当は公民館は使えなかったのですが、

サークルの代表のかたは地元のかたで、顔が効きます。

鍵の開け閉めを責任もってやってくださることになり

使うことができました。

本当は気がのらなくて、休もうかと思ったのですが、

折角会場を確保して頂いたので頑張って行きました。

ところが、会場近くになって気が付きました。

ダンスシューズを忘れて行ってしまいました

車で４０分かかるところです。

戻るに戻れません。

この際だから、外履きの靴の底を洗って、

これで踊ろうと考えました。

そうしたら、男先生「俺の靴を履いてみないか？もうひとつあるから

ちっちゃいかもしれないぞ」と

「お気持ちはありがたく思いますが、これでがんばります」と辞退しても

先生は御自分の男性用のダンスシューズをすすめます。

「いいです」「いや、はいで見ろ」「大丈夫ですから」「そんなこといわねで」

と、押し問答

結局、先生の靴をお借りしました。

ちっちゃくなく、大きかったのですが、

何と、魔法の靴のようで軽やかで、踊り易かったのでした

大事な忘れ物をしてしまって、自分のふがいなさに自己嫌悪に陥ると同時に

先生の思いやりに救われたレッスンでした。

ダンスに通うのも遠く感じて、辞めてしまいたいと思ったりしていたのですが、

だいぶ気分が良くなって、いつもの元気を取り戻すことができました。

ダンスの力って凄いなとあらためて思った一日でした。

靴の事で自分の幼かったころを思い出しました。

私が小学校に入学したのは昭和32年です。

もう半世紀以上前です。

入学式に履いて行った赤い靴、大きいのを買ってくださったのは

父の姉、叔母様でした。それに赤いベレー帽もプレゼントでした。

洋服は紺色のセーラー服、靴下は厚手のモコモコする大きいサイズ、

メリヤスの下ズボンをはいた上に重ねて履いていたので

動きにくかったおぼえがあります。

学校近くの呉服屋さんの奥さまやお店のかたが、

私達小学生が通ると、外に出て見ているのでした。

そして、靴が大きくて、ブカブカして歩いているのを見て

笑った

折りに触れて思い出します。

脳の活性化になったようです。