カテゴリ:その日、その時・・・。
ふと思い立って、 駅に行って買い物をしようと出かけました。 バス来るかな? と思って左の方を見ると、 右からバスがきてサイドミラーが顔をかすめた。 ぶねーーーっ!!!! 目的地行きのバスはちょうど行ってしまったようです。 強い日差しが照りつける中、 おれは次のバスを待っていた。 すると一見、好青年風の男が スマホを見ながら歩いてきて俺の隣にならんだ。 俺はバスが来ないか青年越しに見てみると、 彼が鼻クソをほじくりだしたのを目の当たりにした。 (!!!!!!!!!!) 俺には人目をはばからず鼻クソをほじくるのは、 ○○人という概念がある。 あれはまだ10代のことだった。 それはそれは悲しい夏の出来事だった。 バイト中、一緒に働いていた○○人の女性が 急に鼻クソをほじくり出して、 こともあろうかその鼻クソを指で弾いて飛ばす 光景を見てしまったのである。 20代半ばの可愛い子だっただけに おれはショックを受けた。 そりゃー俺も小5くらいまでは、 鼻くそを飛ばしたり、 こたつの裏や机の裏にくっつけたことはあるけど、 飛ばした鼻くそが父の首筋に着弾して 「なんか飛んできたぞ?」 と言われて以来、飛ばさなくなった。 俺は彼を見てあの時のことを思い出すとは思わなかった。 まさか俺に向かって飛ばさないだろうな。 と、正面を見ているフリして、視界には彼を入れていた。 幸いにして指を弾いた様子はなかった。 そしてバスがやってきてドアが開くと、 彼は俺より先にバスに乗ってしまった。 (おいっ!!!!) 軽く会釈でもしようものなら何とも思わなかったけど、 なんともふてぶてしいその態度が妙にムカついた。 それは暑さのせいでもあったかもしれない。 彼は席に座り、俺はその後方に座ることができた。 そのため俺は彼をチラチラ見ることになってしまったのである。 彼はバスの中でも平気で鼻クソをほじくっていた! その指は一体どうするのか気になって仕方なく、 ついつい見ていました。 ほじくった人差し指と親指で、 鼻くそを丸めたり、モミモミしていたけど 目はスマホから離すことはなかった。 そしてスマホは右手でいじくっているから、 鼻くその付いた指は左手なわけだけど、 さすがに左手ではスマホを触れないようだった。 おれは心の中で、 スマホ落とすなよ・・・。 と思いつつ、 頼む!その鼻くそを食べてくれ!!! と切に願っていた。 こんなに男をチラ見したのは初めてかもしれない。 おわり(* ̄∇ ̄*) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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