アフリカ人と日本人
昔アフリカを旅していきなりマラリアになって死ぬような思いをした事がある。アフリカ人にとってマラリアなど風邪の様なものなのか、そもそもアフリカの子供は、マラリアなどの病気で沢山死ぬが、生き残った人が大人になっているので、強いのである。日本人の僕とは身体が違うのだ。アフリカの人は身体能力や芸術など素晴らしい。オリンピックや様々な芸術を見ているとそれがわかるし、世界を我が物顔にしている西洋文化の中には実はアフリカものなのがあったり、西洋のスポーツでも黒人選手は目立つ。あれだけの身体能力をもっているのだから、脳の能力もすごいはずなのだが、これはアフリカの現状で教育がなされてないからなのだろう。将来、アフリカは世界の脳ともなると思っている。で、日本人はと?人類的に見て、どこかの種族、文化のみが飛び抜けて素晴らしいと云う事は有り得ないと思っている。シンクロニシティ、同時発生的に人類は進化していく。それぞれの種族に良し悪しの差は無く、それぞれの特色を活かして進化していく。今の日本はますます生きづらくなって来ている。子供はゲームでしか遊べず、最近のニュースではいじめで自殺ばかり、いきなり犯罪に巻き込まれたり現代文明のおかげで社会での生き残りが現実のものになっている。また、この社会の歪みが現代文明を支えているのも現実だ。で、実際にこの社会で生き残って大人になるというのは、この社会で強い人間なのだろう。淘汰されるのだろう。淘汰されるのが嫌ならば、智慧を使わなくてはならないのだが、それとて生命力のひとつなのだ。と何気に思った。