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カテゴリ:気付き
当時は何が起きたのか、見当もつかなかった。
長年親交を共にした友との距離は、どんどん離れていくばかり。 後に原因を探してみると、あらゆる方面から、 偶然の出来事が折り重なり、大きな誤解になっていた事に気付く。 そして、周囲の関わりから本当の事を言えない状況となり、 二人の友情は崩壊した。 数年後が経ち、ある時突然に一本の電話が入る。 男は離れていた親友と、会う約束を交わした。 どんな話が繰り広げられるか、 それは、約束の日にしか判らない。 氷結するのか、肩透かしの話なのか、 それとも・・・ 男は願う事も、祈る事もせず、 ただただ、その日が来るまでの一日一日を、 いつものように過ごした。 自然に戻るには、自然の中に自分を置く事と決めて・・・ 祈りや願いを求めない事は、 時に、求める気持ち以上に強烈な思いなのかもしれない。 川の流れという導きは、様々な人の距離を操作していくが、 その流れはただ単に、自然なのである。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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