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2008.05.20
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カテゴリ:感謝
「おはようございます、準備お願いします」
毎朝、携帯電話で僕は起された。

その日の予定もわからないまま、車に乗せられて、
コンビニでパンと缶コーヒーを買い、目の前の仕事をこなしていた。

そして、帰りは深夜。


車や電車の中と、どこかの部屋や会場にしか身を置いていない。
その繰り返しの日々が、半年以上も続いていた。


人はそれを、多忙な毎日と呼ぶのだろう。

だが、やっている本人は、ぜんまい仕掛けの人形のように、
意識も無く、言われるままに身を任せていただけであった。


ある時、知り合いの女性が、
ぬくもりの残る袋を、僕に手渡してくれた。


「実家で取れた枝豆なんですけど、食べてください」

枝豆は、それほど好きな食べ物ではなかったが、
お礼を言って、家に持ち帰った。

灯りをつけ、テーブルの上に置かれたそれを、
少しの間眺めていた。

そういえば、ここしばらくは、
まともな食事をしていない事にふと気付く。


枝豆を口に入れた。

「もう夏の入り口なんだ・・・」
そう思いながら、何故か涙が出てきた。

別に、悲しいわけでも無く、
今を不幸だと、感じている訳でも無い。


ただ季節を感じれた事が、嬉しかった。

まだ通っているぬくもりと、
塩の香りと、初夏の味が嬉しかった。


それからしばらくの間も、相変わらずの日々であったが、
その日から心の通った言葉が、僕の口から出るようになった気がした。


この季節になると、ふと思い出すあの頃の出来事です。





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Last updated  2008.05.20 01:03:01
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