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2008.07.31
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カテゴリ:前進
中学に入り、少年はバレー部に入部する。

実業団経験のある若い先生に、顧問が代わった時期。
バレー部を強くしようとする熱意に溢れていた。

50人以上の新入部員がいた。厳しい練習に徐々に部員は減っていったが、
クラブは活気付き、少年も徐々にバレーの面白さを感じていた。
もちろん、一生懸命練習をした。

夏の大会の時、部員にユニフォームが配られた。
まさかと思ったが、少年にもそのユニフォームが与えられた。

走って家に帰り、早速袖を通した。
白地に緑色の文字が、嬉しくて嬉しくてたまらなかった。

そして大会の日、
試合は始まり少年のチームは優勢だった。
このまま優位に勝ち進めると思った。

突然、なんでもないサーブを受け損ねた。
そして、次に来たサーブも、何故かレシーブすることが出来なかった。

それから少年の記憶は何処かへいってしまった。
どこにいるのかも、何をしていたのかも覚えていない。
すぐさまタイムがかかったのだが、
先生の話している言葉も全く聞こえなかった。

そして、優位な流れは相手チームに移り、
少年のチームは逆転負けを喫した。

皆に申し訳が無い・・・
そう思っているのに、声が出なかった。
チームメートの「ドンマイ!」の言葉にも、
何も応える事が出来なかった。
皆と一緒に帰る電車の中は、地獄にいるようだった。
透明人間になりたいと、心の底から念じた。

夏の日の少年は、初めての挫折を味わった。
今となっては、良き思い出の一ページである。





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Last updated  2008.08.01 01:05:11
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