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テーマ:夢を叶える人になる(1192)
カテゴリ:前進
その人は、いつも笑っていた。
しかし、 真面目な話をする時でも、笑っていた。 一所懸命になりそうな自分に、何故かブレーキをかけていた。 身近にいる人は、いつかどこかに行ってしまうのでは・・・ そんな不安を、いつも抱えていたのかも知れない。 道化者になるのが、 彼女自身の心を、傷つけぬようにする術であった。 そして、あるきっかけで、 自分の心に宿る護心術に、別れを告げる時が来た。 髪を巻いて、口紅を引く代わりに、 心のメイクを、少しずつ落として彼女は歩き出した。 彼女の中の道化者が、サヨナラを告げた。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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