レクサスにおいて初となるハイブリッド専用モデル「HS250h」が、北米国際自動車ショーでお披露目された。エンジンは2.4リットル直列4気筒エンジンにモーターを組み合わせ構成されるハイブリッド・ユニットで、トランスミッションは電気式CVTを組み合せる。
さらに、通常はエンジンブロック等から得られる熱により暖められる冷却水を排気熱を用い急速に暖め、低温時の暖気時間を短縮し燃費性能を向上させる「排気熱循環システム」が採用されるほか、植物を原料としたエコプラスチックを世界で初めてラゲージトリムの表皮材として用いるなど、燃費・環境性能に対して非常に細やかな配慮がなされている。
なお車名の”250“という数字は直接的な排気量を表すものではなく、ハイブリッドシステムを用いることで「2.5リットルエンジン搭載車並みに余裕ある動力性能を持つ」こと示しているが、これはハイブリッド・ユニットを備えたハイエンドモデル、LS600hなどにも通ずる表現手法である。
HS250h の全長4695mm×全幅1785mm×全高1505mmというボディサイズは、日本国内で言えば全幅のみ5ナンバーサイズ+αという非常に手頃な程度なサイズとなっているが、スタイリングや質感などはプレミアムカーらしいクオリティで仕上げられる。特にインテリアでは、レクサスらしいプレミアム感を追求すると同時に、ドライバーの視認性と操作性を高次元で両立する次世代コクピットコンセプトを採用。センターコンソールに手を置いたまま、指先の感触でナビ画面上のポインターを操作することができるという「リモートタッチ」や、運転中のドライバーの視点移動を最小限に抑えるための「ヘッドアップディスプレイ」などが装備される。
すでにLS600hを始めとする上位モデルにハイブリッドというコンセプトを持ち込んでいるレクサスだが、HS250hはハイブリッド専用モデルを謳うことで、レクサスが追い求める独自のプレミアム感と環境に対し高い志を掲げるハイブリッドカーとをより自然に、そして強固に融合させた1台と言えるだろう。なおHS250hの日本発売時期は、今年の夏頃が予定されている。
このエンジンがあるなら
早く、出したらいいだろうに
この期に及んで
何でまたレクサスだけで先に出すんでしょう!?