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カテゴリ:vitz
岡山国際サーキットでの関西シリーズ最終戦をみていくつか感じたことを。
ひらおか選手が予選ポールから、危なげない走りでそのまま1位でチェッカー。 2位の車との間隔が2周目でやや広がり、それからは差が縮むとペースを上げまた広げるという、タイヤをいたわりながらしっかり相手を見た、理想のレース展開でした。 中位の集団ではかなりの混戦が見られ、テールトゥノーズのバトルが各所で見られました。 はたから見ていると、こちらの方がかなり攻めているように見え、トップクラスは淡々と走っているように見えます。 がしかし、ラップタイムでは3~4秒は遅いタイムでバトルしています。 おそらくドライバーは「こんなに攻めているのに、何故タイムが上がらないんだろう」と思っているでしょう。 要は勘違いです。どんどん突っ込んでブレーキを我慢して、ハンドルをこじって無理矢理車の向きを変え、アンダーが出ているためアクセルオンのタイミングが遅れている。 今のヴィッツレースは馬力の差はほとんどありません。トップクラスの車もそうでない車もエンジンパワーの差はあってもわずか。でもトップスピードで差が出るのは、最終コーナーでのスピードの乗り方に大きな差があるためです。 突っ込みすぎはダメ。でも突っ込まなさすぎはもっとダメ。 レース中のバトルでは、突っ込みをがんばることは、コーナーの進入でノーズを入れ相手をパスするには効果的ですが、予選のタイムアタックではミスになります。 いかにスピードを殺さず維持したまま、コーナーを駆け抜けるかがキーになります。 アプローチでブレーキングをいかに少なくし、早めにしかも最小限で向きを変え、 いち早く加速体制でコーナーリングできるかがキーになります。 トップの選手とそうでない人たちを見ていると、外から見た頑張り?と内側からの 頑張り?が逆転しているように見えます。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2007年09月09日 21時59分41秒
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