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リタイヤした~元?web消防・救急出張所

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2011年12月27日
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すでに時期を逸しましたが…FDMA(総務省消防庁)HPの「消防の動き11月号」広報資料より、お伝えします。

URL→http://www.fdma.go.jp/ugoki/h2311/25.pdf

我が国では毎年、自然災害により多くの尊い人命が失われていますが、近年、大雪となった年においては、雪害により多くの方が亡くなっています。特に、平成18年豪雪、昨年12月から今年3月の大雪では、一冬に100人を超える方が亡くなっています。

雪害による人的被害の主な要因としては以下のようなものが挙げられ、除雪作業中の事故によるものが多いという特徴があります。
・除雪作業中の屋根、はしごなど高所からの転落
・除雪作業中の水路等への転落
・除雪機の事故(巻き込まれなど)
・屋根からの落雪
・除雪作業という重労働による発症

毎年雪害による人的被害が数多く発生している状況を受けて、国では平成20年度に「雪害による犠牲者ゼロのための地域の防災力向上を目指す検討会」を設置し、雪処理に係る事故防止の徹底のための対策について提言をまとめるとともに、啓発用パンフレット「除雪中の事故防止に向けた対策」を作成・公表しました
http://www.bousai.go.jp/fusuigai/setugai/03/09_siryo4_s01.pdf)。
 
このパンフレットでも詳しく触れられていますが、除雪作業中の事故を防ぐためには、「2人以上で除雪作業を行う」「はしごの固定、ヘルメットや命綱の装着など、安全対策をしっかりとして作業を行う」「除雪機の雪詰まり除去はエンジンを止めてから行うなど、除雪機の適切な利用」「経験、年齢、体力に対して過信せず、無理な作業を行わない」などのポイントを心がける必要があります。

近年の傾向をみると、65歳以上の高齢者が犠牲となる割合が高く、全犠牲者のおよそ3分の2を占めています。こうした傾向は、豪雪地帯における高齢化の進展、除雪作業の担い手不足が要因の一つとなっていると考えられます。

こうした状況への対策として、隣近所、自治会、消防団、自主防災組織など、地域コミュニティの共助による除雪作業を実施できる仕組みや、地域内外のボランティア等の除雪作業の担い手が協力して作業できる仕組みの構築が有効です。国土交通省が作成している「共助による地域除雪の手引き~安全・効率的な雪処理方策マニュアル~」では、共助による地域除雪の手順やポイント等が、事例を交えて紹介されています
http://www.mlit.go.jp/common/000112138.pdf)。

今年もこれから本格的な雪のシーズンを迎えます。国でも降雪期を前に、「大雪に対する防災力の向上方策委員会」(事務局:内閣府、国土交通省。オブザーバー:消防庁等)を設置し、昨年度の豪雪の分析と、その対策について検討を行い、豪雪地帯の雪害対策についてまとめることとしています。雪による事故への備えを怠らず、雪害に強い安心安全なまちづくりを進めていきましょう。






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最終更新日  2011年12月27日 22時26分35秒
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