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テーマ:城跡めぐり(1258)
カテゴリ:城跡と史跡(岡山・広島編)
来島村上氏の本拠地である来島、能島村上氏の本拠地である能島を遠巻きながら見てきました。
三島村上水軍のもう一つの本拠地が因島で、その因島を訪れるべく、しまなみ海道を因島南ICで下りてみました。 因島の案内地図には「因島水軍城」なる場所があり、これは因島村上氏の本拠地だと思って、早速行ってみることにしました。 その因島水軍城は金蓮寺境内の上にあるのですが、金蓮寺から上がって行くと、いきなりよからぬものが見えてきました。 もちろん村上水軍の時代に天守などあるはずもなく、史実に基づかない模擬天守です。 「本丸」にたどり着いて不思議に思ったのですが、水軍の城なのに本丸から海が見えませんでした。 尾根伝いに「展望台」があり、物見櫓の跡かと思って行って見ましたが、やはり海は見えませんでした。 昔は入り江だったようですが、それにしても海から遠すぎです。 「展望台」から見た「本丸」 水軍城というよりも戦国の山城跡のような感じですが、「本丸」にある解説板を読んで納得すると共に、唖然としました。 「昭和58年12月1日に築城された・・・」、なんと昭和になって造られた単なる歴史公園でした。 (しかも「全国でただ一つの水軍城」の意味が不明・・・) 「本丸」にある天守内には村上水軍ゆかりの展示品があるようですが、まったく気が進みませんでした。 隣にある資料館は無料なので入って見ると、艦船の模型など海にまつわるものが展示してあり、こちらの方がまだ興味を惹かれます。 コロンブスのサンタマリア号の模型などもあったのですが、日本を代表する艦船はやはりこちらでしょうか↓ ヤマト。。。 艦首に波動砲、艦尾に波動エンジンを搭載しており、さらにはワープまでできるようです。 因島にも村上水軍の城跡が数多くあったようですが、いずれも海岸線近くに築かれたものでした。 因島村上氏の本拠地はこの水軍城などではなく、ここから南へ約2kmほどいった青影山にある青影城だそうです。 (事前に調べていなかったのが全くの敗因です) 因島水軍城のある金蓮寺は村上氏の菩提寺であり、境内には村上氏の墓所がありました。 これらの宝印塔や五輪等にしても、近隣に分散していたものを集めたものだそうで、村上一族のものと推定されてはいますが、実際は誰のものかかわらないそうです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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