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カテゴリ:海・港・岬・灯台
三方を海に囲まれた山口県にあって、海岸沿いの道の中でもお気に入りの場所が3ヶ所あります。
・国道188号線、光市室積~田布施町麻里府の間の周防灘 ・国道9号線、下関市壇ノ浦~唐戸の間の関門海峡 ・国道191号線、萩市越ヶ浜~阿武町奈古の間の日本海 いずれも車では何度も通った場所ですが、いつかは自転車で走ってみたいと思っていた場所です。 国道188号線はすでに走ってみたので、今回は日本海の国道191号線を自転車で走ってみることにしました。 国道191号線は山口県下関市~広島市中区を結ぶ国道ですが、下関から島根県益田市までは日本海沿岸を通るため、同じ区間の国道2号線に比べて約80kmほど大回りする格好になります。 今回は国道191号線の「道の駅阿武(あぶ)町」から「道の駅萩しーまーと」まで、約10kmのサイクリングでした。 「道の駅発祥の地」の看板があり、道の駅の実験施設として開業した経緯があるそうです。 「なぜ阿武町が?」とも思うのですが、道の駅のすぐ目の前に防波堤があり、間近に日本海を臨むことができる絶好の場所にあります。 国道191号線の萩市~益田市の間は、「北長門コバルトライン」の別名があります。 なかなかいいネーミングだと思うのですが、日本海のイメージとは違って、瀬戸内海のような穏やかな海が広がっています。 台風が接近中で風は強かったのですが、海面は穏やかでした。 国道191号線と並走して、山陰本線が走っています (「本線」の名前が付いていますが、泣く子も黙る単線非電化です) 沖合いに目を向けると、テーブル型をした大島が見えていました。 大島のみならず、沖合いには笠山の噴火によってできたテーブル型の島が点在しているのを見ることができます。 大井漁港を過ぎた辺りから、その笠山も見えてきました。 笠山の麓にある明神池あたりでサザエでも食べようかと思ったのですが、萩しーまーとまで近くなって来たので、もうひと踏ん張りして、そのまま191号線を下っていきました。 笠山を過ぎて越ヶ浜にさしかかると、国道沿いに温泉旅館が建ち並ぶようになりました。 笠山に近いこの辺りは、萩の温泉の源泉地でもあります。 源泉地の付近にある萩マリーナのヨットハーバー 萩マリーナからは長門市仙崎の方向を望むことができ、青海島を正面に見ることができました。 青海島の向こう側には、楊貴妃墓所のある向津具半島も見えています。 国道191号線は北浦街道とも呼ばれ、所々には旧街道の面影を残しています。 幕末になると長州藩によって恵比須ヶ鼻造船所が建設され、藩の洋式軍艦も製造された場所でもあります。 現在恵比須ヶ鼻の造船所付近には、萩海上保安署が置かれています。 2月に就航した巡視艇「はぎなみ」 萩海上保安署は、仙崎にある第七管区海上保安本部の所属になります。 恵比須ヶ鼻造船所と並んで「九州・山口の近代化産業遺産群」として世界遺産に暫定登録されている反射炉の前を過ぎると、いよいよ道の駅萩しーまーとに到着しました。 道の駅萩しーまーとは魚市場に隣接しており、漁協によって運営されています。 おまかせにぎり10貫 萩の「瀬つきアジ」や「剣先イカ」も入っており、なかなか貴重な組み合わせでした。 関連の記事 笠山(2011年9月)→こちら 萩反射炉(2012年4月)→こちら 道の駅「萩しーまーと」(2012年2月)→こちら お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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