|
カテゴリ:海・港・岬・灯台
一度は自転車で走ってみたいと思っていた関門海峡沿いの国道9号線、どうせなら関門海峡をぐるりと回ってみようと、まずは関門の「関」、下関の関見台公園(櫛崎城跡)からスタートしました。
関門海峡とは言えまだ海域は広く、振り返ると周防灘の海が広がっていました。 満珠島・干珠島が見えています。 周防灘から関門海峡へ、船舶も一列縦隊になって航行しています。 やけに黒煙を吹き上げる船舶があったのですが、まさか石炭を燃料としていることもないでしょうから、重油のオイルフィルターに異常があるのでしょうか。 車道を走っていると気が付かなかったのですが、防波堤の先は人工海岸ではなく、自然海岸となっていました。 ようやく壇ノ浦の早鞆ノ瀬戸、関門橋が見えてきました。 関見台公園から唐戸市場まで、国道9号線が関門海峡の海沿いを通っています。 幕末に砲台が置かれた前田砲台付近 幕末の1853年、幕府が朝廷に約した5月10日の攘夷決行の期日に、長州藩は関門海峡を通過する英・仏・蘭・米の4カ国の連合艦隊を砲撃した時、その砲台が置かれていました。 関門MARTISの潮流信号 「E」・「5」・「↓」と交互に点滅しており、この時は玄界灘(日本海)から周防灘(瀬戸内海)へ、東向きに5ノット(時速約10km)で、潮流は遅くなるとのことです。 最近になって関門海峡の航行ルールが変わり、潮流と逆向きに航行する船舶は、潮流プラス3ノットの最低速度から、潮流プラス4ノットになりました。 最低速度の制限があるのも珍しいことですが、潮流に逆らえずに押し流される船舶もあるようです。 これまで潮流信号の最大は9ノットというのを見たことがありますが、壇ノ浦の潮流は最大10ノット(時速約20km)に達するそうです。 陽射しは厳しいものの、海峡を吹き渡る追い風にも乗って、快適な海峡サイクリングでした。 関門橋も近くなってきました。 そして壇ノ浦のみもすそ川公園に到着 長州砲が海に砲口を向けています。 源平の総大将、平知盛と源義経像 今回のルートでは、ぐるっと回って再びここに帰って来る予定ですが、関門橋の真下をくぐってさらに先を目指して行きました。 関門橋下関側の橋脚 立ち止まって見たのは初めてですが、改めて見るとど迫力でした。 関門橋をくぐって壇ノ浦を過ぎると、幕末に奇兵隊が屯所を置いた極楽寺、壇ノ浦の戦いで入水した安徳天皇を祀る赤間神宮、そしてその隣には日清戦争の講和条約(下関条約)が締結された春帆楼(日清講和記念館)と、平安から明治に到る歴史街道といった感じです。 平家一門の墓所もある赤間神宮 赤間神宮を過ぎると、山陽道の起点であり、金子みすゞともゆかりの深い亀山八幡宮があります。 亀山八幡宮 亀山八幡宮の向かい側にあるのが、唐戸市場とカモンワーフ、今回の下関側の終点です。 関門海峡の「関」はここで終わり、これから対岸の北九州市門司区、「門」へと向かって行きました。 関連の記事 櫛崎城(関見台公園)→こちら 満珠島・干珠島→こちら 関門MARTIS→こちら 壇ノ浦古戦場→こちら 赤間神宮→こちら 亀山八幡宮→こちら 金子みすゞ詩(うた)の小径→こちら 唐戸市場とカモンワーフ→こちら 山陽道~赤間関→こちら 火の山公園→こちら サンデン交通ロンドンバス→こちら お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2018/03/22 09:35:08 PM
コメント(0) | コメントを書く
[海・港・岬・灯台] カテゴリの最新記事
|