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カテゴリ:海・港・岬・灯台
関門汽船を門司港で降り、北九州市は門司区、関門海峡の「門」に来ました。
門司港の一帯は、かつての港町の光景そのままに門司港レトロの観光地区となっています。 門司港レトロと海峡プラザ 桟橋の目の前にも門司港駅のレトロな駅舎があります。 1914年から現存する駅舎 アインシュタインも宿泊した旧三井倶楽部 鉄道ファンの方には旧九州鉄道本社ビルがおススメです。 現在は「九州鉄道記念館」となっており、懐かしい車両の数々が実物展示されています。 ところで門司の食と言えば「焼きカレー」、カレーライスをオーブンで焼いたもので、海峡プラザには焼きカレーの幟が並んでいました。 同じ北九州市発祥では小倉の焼うどんがあり、同じ福岡県発祥では博多の焼ラーメンがあります。 普通に食べてもいいような気がするのですが、福岡県は名古屋並みに食のワンダーランドなのでしょうか。 ちなみにアーケード商店街やパンチパーマなどは同じ北九州市でも小倉が発祥ですが、門司港の方は「バナナの叩き売り」の発祥で、現在は路地の片隅に発祥の碑が建っています そんな門司港レトロをしばらく自転車で散策した後、今度はめかり公園に向けて再び出発しました。 九州鉄道記念館前からめかり公園までは、トロッコ列車「潮風号」も走っています。 潮風号(2011年4月) 途中出光美術館駅・ノーフォーク広場駅を経て、関門海峡めかり駅までの観光列車です。 ノーフォーク広場 海岸線から対岸を見ると、下関はすぐ目の前にあります 唐戸桟橋もすぐ目の前なのですが、ちょうど大型タンカーが航行しており、あるかぽーとに覆いかぶさっていました。 門司港レトロを過ぎると普通の町並みに変わり、こちらは昭和の雰囲気を残していました。 和布刈(めかり)神社の鳥居が見えてきました。 その先の古城山には門司城跡があり、めかりPAもあります。 この辺りは律令時代の646年に門司関が置かれ、京都と大宰府を結ぶ重要な拠点でもありました。 門司関址碑 関門海峡を散策するならば、下関よりも門司の方がアクセスもいいと思うのですが、下関の海岸沿いは国道9号線の4車線道路になっているのに対し、門司の方では「観潮遊歩道」が整備されており、海岸線を歩いて散策することができます。 関門橋の先に壇ノ浦と火の山が間近に見えています。 壇ノ浦の対岸にあるのが地名の由来でもある和布刈(めかり)神社で、「ワカメを刈る」ことが名前の由来となっています。 ワカメは芽を出し自然に繁栄することから幸福を招くとされ、奈良時代の710年にも和布刈の神事で刈ったワカメを朝廷に献上された記述があり、現在も元旦に宮司がワカメを刈る神事があります。 海峡に臨む鳥居と細川忠興が奉納した灯篭 観潮遊歩道から見ると、今回のスタート地点である関見台公園を望み、周防灘の瀬戸内海が広がっていました。 関門海峡を散策するなら、門司の方がおススメです。 夏休みに旅行を計画しているならば、下関と門司を回ってみるのもいいのではないでしょうか。 関連の記事 関門海峡サイクリング~下関~→こちら 関門海峡サイクリング~関門航路~→こちら 門司港レトロ→こちら 九州鉄道記念館→こちら 関門海峡のPA→こちら 門司城→こちら お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2018/03/22 09:34:31 PM
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