|
テーマ:史跡めぐり(508)
カテゴリ:名所江戸百景
江戸時代の浅草猿若町は、町全体が芝居関係で占められ、芝居小屋だけでなく芝居茶屋や土産物店、さらには役者の住宅や大道具・小道具屋なども建ち並ぶ、まさに芝居の町でありました。
現在の地名では浅草6丁目となります。 老中水野忠邦の天保の改革により、1842年に中村座・市村座・森田座の江戸三座を始め、芝居小屋がここに集められたのが、猿若町の始まりでした。 勘亭流で書かれた旧浅草猿若町の看板 猿若町の地名も、猿若勘三郎(初代中村勘三郎)に由来しています。 引き幕をあしらった猿若町会館 現在の猿若町界隈は、かつての賑いが想像できないほど、閑静な雰囲気に変わっていました。 市村座の跡 (碑だけが建っていました) 森田座の跡 歌川広重「名所江戸百景 猿わか町よるの景」 もしも文化・文政の頃の江戸市中にタイムトラベルできるなら、とりあえず浅草界隈に行ってみるのが無難かも知れません。 現在の猿若町界隈 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[名所江戸百景] カテゴリの最新記事
|