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テーマ:史跡めぐり(508)
カテゴリ:名所江戸百景
浅草の国際通りを三ノ輪方面に向かって行くと、鷲(おおとり)神社の門が見えてきました。
祭神は鷲大明神(天日鷲命)で、古くから開運の守護神として信仰されてきました。 門中には月星紋が見られるのですが、妙見菩薩や千葉氏と関係があるのか、鷲神社の案内板を読む限りではよくわかりませんでした。 (月星紋は千葉氏の家紋であり、妙見本宮千葉神社も月星紋です) 鷲神社拝殿 日本武尊が東征した時、戦勝祈願と戦勝の御礼に参詣したのが鷲神社で、後になって日本武尊も祀られているそうです。 その参詣の日が十一月の酉の日であったことから、毎年十一月の酉の日が例大祭となって、「酉の市」が開催されるようになりました。 江戸時代には「酉の祭(まち)」と呼ばれ、熊手が縁起物とされていました。 歌川広重「名所江戸百景 浅草田浦酉の町詣」 ここでも「酉の町」と書かれています。 歌川広重の名所江戸百景は吉原の遊郭からの眺めだと思いますが、ここは広重流のデフォルメでしょうか、どう見てもビルの4,5階くらいの高さがあるように思います。 歌川広重のみならず、樋口一葉や正岡子規も酉の市のにぎわいを残していたようで、鷲神社の境内には碑が建っていました。 樋口一葉の碑 雑閙や熊手押あふ酉の市 正岡子規 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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