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テーマ:史跡めぐり(508)
カテゴリ:名所江戸百景
北品川から旧東海道を南下しつつ、京急の駅でいうと1駅、新馬場のあたりまでやって来ました。
京急の線路を挟んで旧東海道の反対側、第一京浜(国道15号沿い)には品川神社があり、まずは参拝してみました。 品川神社 品川神社の創建は1187年で、源頼朝が安房の洲崎明神(洲崎神社)を祀ったのが始まりとされています。 品川神社拝殿 この辺りは「洲崎」の地名がありますが、安房の洲崎とは関係がなさそうでした。 品川神社の境内裏手に板垣退助の墓所があるようなのですが、うっかりして墓参を忘れてしまいました。 なぜか庖丁塚に参詣。 品川神社に参詣した後は、再び京急の線路を越えて、品川宿の旧東海道へと戻って行きました。 旧街道の時代は海岸線がすぐ近くにあって、東海道も海岸沿いを通っていたようです。 歌川広重「名所江戸百景 品川すさき」 当時は「品川洲崎」と呼ばれる岬になっていたようで、岬にある「洲崎弁天」が描かれています。 その洲崎弁天は利田(かがた)神社となって、現在も残っていました。 当時の海岸線からは想像できないほど内陸にある利田神社でしたが、境内の隅にある鯨塚が当時を物語っていました。 1798年に品川沖に迷い込んで、漁師によって引き揚げられた鯨の供養塚です。 体長が6尺8寸(約2m)の大鯨は江戸中の評判となり、第11代将軍徳川家斉も浜離宮で上覧するほどの騒ぎだったようです。 現在の海岸線(京浜運河の奥部) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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