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カテゴリ:山登りと山歩き
御嶽神社を後にして地図を見てみると、長尾平から大岳山へ向かうルートはいくつかあるようでした。
七代ノ滝と綾広ノ滝を経由するつもりだったのですが、七代ノ滝の方から来たハイカーに聞いてみると、アップダウンの標高差が大きいし、七代ノ滝は水量が少なかったとのことです。 そこで芥場峠を経由する直登ルートをとることにして、帰りに綾広ノ滝に立ち寄ることとしました。 古くからの山岳信仰の場所であったためか、御岳山の奥の方は何だか神秘的な雰囲気があります。 途中の天狗の腰掛松で、鍋割山を経由するルートと分岐するのですが、やはり最短ルートをとることにしました。 天狗の腰掛松 天狗の腰掛松から芥場峠までは約1.5km、標高差も約160mの緩斜面を行きました 芥場峠(標高1,017m) 芥場峠を過ぎると、鍋割山経由のルートとも合流し、大岳山への一本道となります。 大岳山に近づくにつれて急な斜面となり、岩場の続く険しい道となってきました。 実際にすぐ後方で崩落が起こったのですが、雷が直撃したかと思うほどの大音響でした。 山頂部に近づくに連れてさらに傾斜が急となり、大岳山頂の肩にある大岳神社が見えてきました。 大岳神社からさらに急斜面をひと登りし、大岳山の頂上に到着です。 三角点(標高1,267m) 大岳山は、三頭山・御前山とともに奥多摩三山に数えられています。 あいにくの天候で眺望はありませでしたが、食事とコーヒで一息ついた後、大岳山を後にして来た道を降りて行きました。 綾広ノ滝上流部を流れる沢伝いを再び行くと、カジカガエルの声に交じって、季節外れの鶯の声も聞こえていました ところで、山歩きの時にラジオの音を響かせながら歩くハイカーを、たまに見かける時があります。 年配の方に見受けられるのですが、外界から離れた山中で、気持ちがわからないでもありません。 それでも日曜日の昼下がり、大自然の中に響くNHK「のど自慢」の鐘の音ほど、奇妙でコミカルなものはないかと思います。 関東100名山 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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