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テーマ:史跡めぐり(508)
カテゴリ:城跡と史跡(東京編)
古刹に相応しい雰囲気を残しているのが、深大寺の門前町です。
深大寺を訪れたのは去年12月の話で、記事を更新しないうちに年が明けてしまいました。 参道の先にある茅葺の山門は、火災による焼失を免れたため、深大寺に現存する建築物の中では最古となる1695年の建立です。 山門のすぐ右手にある鐘楼では鐘が突かれており、重厚な鐘の音が境内に響き渡っていました。 鐘楼の先には冠木門形式の東門があり、通用口として使われているようでした 江戸時代には茅葺だった本堂も、幕末の1865年の火災で焼失してしまったため、現在の本堂は大正時代に再建されたものです。 本堂の奥にも境内が広がっていて、さらに本堂のような堂宇があり、元三大師堂とのことです。 元三大師堂 元来の元三大師堂は本堂の手前に建っていたそうですが、幕末の火災で焼失したため、崖を削って現在の位置に再建されたものだそうです。 さらには、元三大師堂の方が本堂より先に再建されたとのことでした。 その元三大師堂の下から発見されたのが「銅造釈迦如来倚像」で、現在は釈迦堂の中に厳重に保管されていました。 「銅造釈迦如来倚像」は「白鳳仏」とも呼ばれ、その名の通り7世紀の作とされています。 「銅造釈迦如来倚像」(国指定重要文化財) 境内の西側へ足を運んでみると、遅い紅葉の中に深沙堂が見えてきました。 深大寺の由来ともなった深沙大王像が祀られています。 実は今回深大寺を訪れたのは、深大寺そのものが目的ではなく、ついでに立ち寄った気でいました。 それでも初めて訪れた深大寺の境内は、ゆったりと開放的な雰囲気があって、境内をふらりと散策するだけでも楽しいかも知れません。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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