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カテゴリ:山登りと山歩き
桜の季節もすっかり終わり、新緑の季節となってきました。
その新緑を求めて向かった先は奥武蔵、東武東上線に乗って終点の寄居駅です。 改札を出て駅を後にした時、後ろからSL独特の汽笛が聞こえてきました。 振り返ると、レトロな客車の先にC58の車体が輝いていて、静かにブラスト音を響かせながら発車するところでした。 (秩父線のホームに急ぐ人が大勢いて、何事かと思っていました) SL好きとしてはこちらを追いかけたいところではありましたが、ここは予定通りに大正池を目指すことにしました。 静かな水面に新緑が映えています。 大正池からも普通に舗装道が続き、途中で未舗装の砂利道に変わったものの、緩やかで歩きやすい道が続きました。 ここから本格的な山道になります。 途中にある「竹炭工房」 炭窯特有の香りが漂っていました。 本格的な山道に入っても歩きやすく、分岐点でもわかりやすい道標が立っていました。 そして寄居駅を出てから1時間、鐘撞堂山の山頂に到着しました。 三角点(標高330m) 戦国時代の鐘撞堂山は、眼下にある鉢形城の物見台としても機能していました。 山頂部には名前の由来ともなる鐘撞堂があり、有事の際は鐘を撞いて鉢形城に危急を知らせていたそうです。 鉢形城の方向 1590年の小田原の役で、豊臣方の前田利家や本多忠勝が鉢形城を包囲した時は、鐘が鳴り続けていたでしょうか。 現在はアトラクションとして、鐘が置いてあります。 山頂から南東の方向に目を向けると、奥武蔵の山並みを望むことができました。 武甲山や伊豆ヶ岳など 鐘撞堂山からは一旦来た道を引き返すつもりだったのですが、大勢の御一行が降りたばかりでもあったので、混雑を避けて円良田湖の方に降りてみました。 時折聞こえるウグイスの声に聴き入りつつ、新緑の樹林帯を抜けると、円良田湖の湖面が見えてきました これまではハイカーばかり見て来ましたが、円良田湖畔にはヘラブナのアングラー達が所狭しと並んでいました。 「釣りはフナに始まり、フナに終わる」の格言通り、いかにもベテランらしい釣り師ばかりです 関東100名山 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2018/03/19 08:58:42 AM
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