|
カテゴリ:山登りと山歩き
北岳1日目の北岳山荘で、夜中に外の様子を見に行くと、霧が水滴となって台風並みの風が吹き荒れていました。
それでも未明になると人の動きが慌ただしくなり、身支度を整えて山荘を出て行く人が目立つようになりました。 老若男女を問わず、この嵐に果敢に立ち向かって行くアルピニストの姿には感服します。 とは言え、我々もここを出て行かなければならず、天候が回復するのを願うばかりでした。 スマホで天気予報が見られないので、山小屋の気象情報に頼るしかないのですが、南アルプス市の予報は晴れ、降水確率30%とのことでした。 朝食を済ませた頃にはガスが切れるようになり、視界も開けて来ました。 依然台風並の風は収まる気配がありません。 この日の予定ルートは、北岳山荘から間ノ岳を往復して、北岳山頂経由で広河原へ戻るルートです。 予定通りに行けば、標高第2位と第3位の山頂に立つこととなります。 まずは標高第3位の間ノ岳(3,090m、奥穂高岳と同位)を目指して稜線をたどって行きました。 時折ガスがかかるものの、稜線からは富士山もよく見えています。 高度を上げるにつれて次第に視界が悪くなり、雲が目の前に迫ってくるようになりました。 やがてすっかりガスに覆われてしまい、視界が効かなくなりました。 依然として風は強烈です。 この強風の中でも、足元では小さな高山植物が花を咲かせていました。 稜線の途中にある中白根山のピークまで来た時に協議となり、視界不良のため撤退となりました。 中白根山(標高3,055m) これを山頂と数えるかどうかは微妙なところですが、この時点で自分が登ったピークの標高第2位となりました。 (これまでの第2位は仙丈ヶ岳の3,033m) 予定ならば間ノ岳まで往復3時間だったのですが、1時間ほどで再び北岳山荘に戻ってきました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2018/03/19 08:53:54 AM
コメント(0) | コメントを書く
[山登りと山歩き] カテゴリの最新記事
|