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カテゴリ:城跡と史跡(台湾編)
二・二八事件から今年で70年になるそうです。
私がこの事件のことを知ったのは、6年前の在台時に「二二八和平公園」を訪れた時のことでした。 「あなたは日本人ですか。ならば私の話を聞いてほしい」と、流暢な日本語で私を呼び止めたのは、当時ここのガイドであった陳さん(日本名:田川さん)でした。 戦前の日治時代の台湾で生まれた陳さんは、自分が日本人であることをとても誇りにしておられました。 清王朝に代わった日本は、インフラを整備してくれて、生活水準も上がり、治安もよくなったとのことです。 そして何より、台湾に道徳と教育をもたらしてくれたと話してくれました。 「日本人として何をなすべきか」について教えてもらった時、何も意識できていなかった自分を恥じると共に、台湾と日本について深く考えるきっかけとなりました。 その時のことが心に強く残っていて、たまたま70年の区切りに台湾を訪れた今回、再びここを訪れてみました。 二二八紀念館の前には人だかりが出来ていて、なんだか物々しい雰囲気でした。 恐る恐る近寄ってみると、太極拳のサークルだったようです。 二二八紀念館 日治時代からのラジオ局で、本省人側はここから国民党政府への抗議を呼び掛けたそうです。 ホテルでTTV(台湾電視台)のニュース番組「台視新聞」を看ていると、中正紀念堂の蒋介石像が撤去されるような話が出ていて、時代も変わっているのだと感じました。 (台視は国民党寄りの印象があるのですが) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2017/03/07 04:25:14 PM
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