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2017/12/15
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テーマ:史跡めぐり(508)
識名園は琉球王朝の庭園であり、中国からの使節である「冊封使」などを接待した場所でもありました。
識名園入口.JPG
識名園入口
日本庭園は数多く見てきましたが、琉球庭園とはどのようなものか、非常に興味があります。

中に入って見ると、まずは番屋が現れました。
識名園番屋.JPG
一瞬、台南市の徳記洋行の旧倉庫「安平樹屋」を思い出してしまいました。

識名園通用門.JPG
番屋の先にある通用門

ガジュマルなどの亜熱帯植物が雑然と生い茂っている感じですが、これにも意味があるようです。
視界を遮ることにより、外界から切り離された空間を演出しているそうです。
識名園デイゴ.JPG
沖縄の県花「デイゴ」

識名園正門 (2).JPG
かつての正門
一見すると本土の薬医門形式ですが、琉球瓦の屋根に、本土にはない石積みがあります。

識名園正門通路.JPG
正門から続く石畳の通路
ガジュマルのトンネルを通っていると、まるで別世界にいるようです。


樹林帯を抜けて視界が開けた時、目の前に現れたのは、日本庭園でもよく見る「池泉回遊式庭園」でした。
識名園石橋と御殿.JPG
それでもよく見ると、琉球と中華が入り混じっています。

識名園石橋 (2).JPG
石橋
中国の使者である「冊封使」を接待した庭園とあって、中華のテイストにあふれています。

識名園六角堂.JPG
六角堂
こちらも和風ではなく、中華風でしょうか。

池の水源となっているのが「育徳泉」で、こちらはグスクと同じく琉球石灰岩の石積みで造られていました。
識名園育徳泉 (2).JPG
育徳泉

育徳泉からは、やはり琉球石灰岩の石畳が続いていました。
識名園石畳道.JPG

そして石畳の先には、本土の大名庭園でもよく見かける御殿があります。
識名園御殿 (2).JPG
御殿
琉球瓦の書院造です

識名園御殿 (1).JPG
琉球では御殿と書いて、「うどぅん」と読みます。


識名園の創建時期は明らかではありませんが、18世紀の終わり頃の第二尚氏王朝の時代だとされています。
中国と琉球の文化が混じった様式には、中国皇帝からの使者をもてなす目的であったことがよく見てとれました。
識名園勧耕台 (2).JPG
「勧耕台」と呼ばれる展望台
沖縄の高台にしては珍しく、ここからは海を見ることができません。
これも中国大陸を意識していたとされています。

太平洋戦争の沖縄戦で破壊されたものの、1975年から20年をかけて復元されました。

そして2000年12月、「琉球王国のグスク及び関連遺産群」として、ユネスコの世界遺産に登録されています。
識名園世界遺産碑.JPG





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最終更新日  2017/12/19 10:15:39 PM
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