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テーマ:城跡めぐり(1258)
カテゴリ:城跡と史跡(沖縄編)
今帰仁城の石段には1月下旬になると寒緋桜が咲き、毎年「今帰仁グスク桜まつり」が行われるそうです。
その石段の先には曲輪の跡があり。「大庭(うーみゃ)」と名付けられていました。 首里城の御庭(うなー)と同様の機能があったとされ、発掘調査では大庭を取り囲むようにして、正殿・南殿・北殿の礎石跡が見つかっています。 そして今帰仁城の大庭にも、琉球のグスクには必ずと言っていいほど存在する御嶽(みたき)がありました。 ソイツギ(城内下之御嶽)跡 大庭のから一段高くなった所には、「内原(うーちばる)」と呼ばれる曲輪の跡があり、ここからは太平洋が一望できました。 見えているのは伊平屋島でしょうか。 御嶽の存在もさることながら、グスクの特徴として、海が見渡せる場所にあることが挙げられます。 このことからも、戦闘拠点というよりも、むしろ交易の拠点であったり、神聖な場所であったことがうかがえます。 内原から見た大隅(うーしみ)の曲輪跡 内原は女官が暮らしていたとされ、最も神聖な御嶽である「テンチジアマチジ(城内上の御嶽)」がありました。 斎場御嶽と同じく、かつては男子禁制だったようです。 内原からさらに高い場所にあるのが主郭で、いよいよ今帰仁城の本丸に入って行きます。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2017/12/30 08:34:45 PM
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