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カテゴリ:山登りと山歩き
大丸山から市境広場を越えると、ハイキングコースは横浜市と鎌倉市の市境を行くようになりました。
途中の鞍部には切通が見られるようになり、いよいよ鎌倉らしくなってきました。 市境広場から先、途中には分岐点がいくつかあったのですが、道標が立っていない場所もありました。 目印のピンクリボンの方向に進むと、実は六国峠のコースと違っていて、途中で引き返したこともありました。 (鎌倉霊園手前の分岐では、目印に従って左折すると、霊園の方に行ってしまうので注意が必要かと思います) 「鎌倉アルプス」の稜線上に差し掛かると、見覚えのある景色が目に入ってきました。 六国峠の標識 前回六国峠(鎌倉天園)を訪れたのは2014年11月でしたが、その時にあった鎌倉天園茶屋はなくなってしまい、跡地は見事に更地になっていました。 天園茶屋の跡 鎌倉天園の名前は付いていますが、天園茶屋は横浜市栄区にあって、ここが横浜市の最高地点(標高159.4m)です。 ちなみに横浜市の「最高峰」は大丸山の標高156.3mで、天園と尾根続きになっている大平山(標高159.2m)は鎌倉市の最高地点です。 大丸山(2018年3月) 大平山(2014年11月) 前回2014年11月は、建長寺半僧坊から鎌倉アルプスを経て、鎌倉天園にたどり着きました。 その時は天園茶屋でビールを飲んで、一息ついたのを覚えています。 かつての天園茶屋(2014年11月) 天園茶屋の入口跡(現在) かつての名残を残しつつも、すっかり変わってしまいました。 それでも鎌倉天園からの眺めだけは、前回と変わっていません。 天園から見た鎌倉市街地と由比ヶ浜(稲村ヶ崎) 鎌倉天園からは鎌倉宮の方へ下りて行くのですが、途中で瑞泉寺を経由してみる気になりました。 瑞泉寺と獅子舞の分岐 前回は獅子舞経由だったので、今回は瑞泉寺経由にしてみました。 (前々回が瑞泉寺経由でした) 瑞泉寺ルートでは、途中に「貝吹地蔵」が置かれています。 貝吹地蔵 「幕末」太平記の時代の1333年、新田義貞軍による鎌倉攻めで、鎌倉幕府軍は自害した鎌倉幕府執権北条高時の首を守りながらも敗走して行きました。 この時、鎌倉幕府軍を助けるため、貝を吹き鳴らした地蔵と伝わっています。 地蔵が貝を吹いたかどうかは定かではありませんが、この地蔵が鎌倉幕府滅亡の瞬間を見つめていたのかも知れません。 この後は瑞泉寺に立ち寄った後、筋違橋から鶴岡八幡宮の境内を通り、小町通りを避けて若宮大路からJR鎌倉駅と、おなじみのコースでした。 京急金沢文庫駅から歩き始めて三浦半島を横断、最後はJR鎌倉駅にいるとは、なんとも不思議な気がします。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2018/03/19 09:04:02 AM
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