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テーマ:史跡めぐり(508)
カテゴリ:城跡と史跡(台湾編)
いつかは訪れたいと思いながら、在台時代も含め一度も訪問したことがなかったのが国立故宮博物院です。
(公共交通機関での行き方がよくわからず、単に面倒だったのが理由です) ホテルのある南京復興からタクシーに乗り、運転手さんに「グーゴンボーウーグァン(故宮博物館)」と伝えると、意外にもちゃんと通じました。 もっとも「宮」を「gong」ではなく「gon」と発音していたため、何度か言い直されましたが、通じていたのが不思議です。 毎度のことではありますが、故宮博物院も事前に何も調べることなく来てしまいました。 もっとも蒋介石の国民政府が台湾に臨時政府を立てるにあたり、中国本土から台湾に移してきたことや、その経緯から門外不出であることは知っていました。 実際に中に入って見ると、展示品の数もさることながら、そのスケールに驚かされました。 展示品の年代を見て最初は冗談かと思ったほどですが、紀元前10世紀前後の金属製の器の数々が完全な形で展示されており、大陸文化に圧倒される思いです。 明や宋の時代の青磁器にしても、日本では破片すらも貴重なものが、美しい形で現存していました。 事前情報の1つとして、故宮博物院を訪れた日本の人から「白菜がすごい」というのは聞いていました。 その時は「何のこっちゃ?」と聞き流していたのですが、実物がこちらです。 翠玉白菜 葉の先にはキリギリスとイナゴがいるようです。 台湾では白菜が貴重な野菜だというのが私の印象です。 在台時代は自炊をしていて、日本の食材をそごうで入手していました。 日本では当たり前に安く手に入る白菜が、台湾では小さい白菜が日本よりはるかに高かったのを思い出しました。 在台時代にこれを見ていたならば、とても美味しそうに見えたことでしょう。 なお、故宮博物院の展示物は撮影可です。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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