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カテゴリ:受験レポート
甲種5類消防設備士を東京で受験してきました。
この資格は、避難はしご、救助袋などの避難器具の設置、整備の資格です。 その上級資格となる甲種特類消防設備士を受験するためには、必ず必要となる資格です。 私の地元では、年2回しか試験が行われないので、今回も乙6消防設備士に引き続いて 東京で受験してきました。 今回は、甲種4類消防設備士の資格により、筆記試験の関係法令の共通部分8問が免除され、 基礎的知識10問、構造・機能20問、関係法令類別問題7問の計37問と、実技試験の鑑別問題 5問と製図問題2問を受験してきました。 筆記試験、実技試験ともに60点以上で合格となります。 筆記試験は、問題集から6から7割程度似たような問題が出題され、問題集を完璧に 学習して、細かい規格や法規を勉強すれば合格できる問題でした。 3割から3.5割は見たことも無い問題が出題されるので、しっかり勉強していないと 難しい試験とも言えると思います。 今回の試験では、感触的にはどの科目も50点以上は得点していて、全体でも65点は 超えているだろうという感じでした。 実技試験は、トータル的な知識を問われる問題が出題され、実際に工事を経験して いないと解けない問題も出題され、結構難しい試験だったと思います。 実技試験の内容は、今後受験する方の参考になると思いますので、紹介したいと 思います。 【実技試験】 鑑別試験 問1 垂直式救助袋の写真が出てきて、その名称を答える問題と、入口金具を矢印で 差しその名称を答える問題。 問2 窓際に設置してある救助袋の写真が出てきて、誘導綱を下へ降ろすときの 注意事項を2つ答える問題。 問3 すみません、思い出せませんでした。 問4 すみません、思い出せませんでした。 問5 伸縮式固定はしごの写真が出来てきて、箱抜き部分5個を記号の中から選ぶ 問題。(固定はしごの種類3つを答える問題とその他2問でした。) 製図試験 問1 8階建てのホテルの立面図と平面図(7階客室と8階宴会場)が出され、耐火 構造で、2つの避難階段があるという条件で、それぞれの階の人員が記されて いました。 1. 7階部分の避難器具の台数を割り出すの計算式とその台数を答える問題。 2. 8階部分の避難器具の台数を割り出すの計算式とその台数を答える問題。 3. 7階、8階それぞれの避難器具設置に適している部分を図に記入する問題。 4. 避難器具設置に際して、その開口の大きさを図で記入する問題。 問2 避難器具の取付具の断面図(金属拡張アンカー4本で軽量気泡コンクリートへ 取り付けられている)が出てきて、取付具の先端から下向きへ70度の応力6[kN] のベクトルが記入されている図が出てきました。 それらの条件を踏まえ、 1. 取付具先端の水平方向の、曲げモーメント、応力を答える問題。 2. 取付具先端の垂直方向の、曲げモーメント、応力を答える問題。 3. 水平、垂直の応力を図にベクトルで記入する問題。 4. 取付具の取付工法を問う問題。 5. 取付具の取付工法が適正か、不適正を選ぶ問題とその理由を述べる問題。 (ALCに金属拡張アンカーを使用しているので、私は不適正を選びました。) 大体、こんな感じで出題されました。 分からない問題がいくつかありましたが、7、8割は回答できたかなという感じですね。 今回の試験は、感触では、何とか合格しているのではないかと言ったところです。 3月1日(木)が合格発表なので、合格を祈りながら吉報を待ちたいと思います。 この次の試験は、3月4日(日)一般計量士の試験ですが、この試験は勉強する時間が ないので、今回はやむを得ず捨てたいと思います。 その分、3月12日(月)に受験する甲種2類消防設備士は必ず合格できるよう、万全の 体制で試験に臨みたいです。 あまり時間がないのですが、ちょっと息抜きの時間を作って、また、次の試験に 備えたいと思います。 先が長いので、へばらないようぼちぼちとがんばりたいと思いま~す。(笑) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2007.02.20 20:29:58
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