どうしてなのか一緒に考えてみませんか
世界の飢餓状況飢餓とは? 飢餓とは、身長に対して妥当とされる最低限の体重を維持し、軽度の活動を行うのに必要なエネルギー(カロリー数)を摂取できていない状態を指します。必要なカロリー数は、年齢や性別、体の大きさ、活動量等によって変わります。 必要なエネルギーを摂取できない時期が長く続くと、エネルギー不足を補うため、体や脳は働きが鈍くなります。そのため、飢餓状態にある人は、物事に集中したり、積極的に活動したりすることができません。 また、飢餓は体の免疫力を弱めます。とりわけ、子どもは飢餓に陥ると病気とたたかう力が弱くなり、はしかや下痢といった一般的な病気で命を落としてしまうことがあります。 世界の飢餓状況 世界には、すべての人に十分な食糧があります。 しかし、現在、世界ではおよそ7人に1 人、計9億2,500万人が飢餓に苦しんでいます。 地域で見た内訳は以下の通りです。 アジア・太平洋地域 5億7,800万人 サハラ砂漠以南のアフリカ 2億3,900万人 中南米 5,300万人 中東・北アフリカ 3,700万人 飢餓に苦しむ人のおよそ75%は、途上国の農村部に住む貧しい農民です。 残りの25%は途上国の大都市周辺の貧しい地域に住む人たちです。 世界で都市部に住む人が増加しているのに伴い、都市部の飢餓人口が増えています。 飢餓の代償 世界では、飢餓やそれに関連する病気のため、多くの子どもたちが命を落としています。途上国における子どもの死のおよそ3分の1には、栄養失調が関連していると言われています。 子どもの飢餓は身体的・知的発達の遅れにつながり、さらにその子どもが住む国の経済に大きな損失をもたらします。 5秒に1人の子どが飢餓で亡くなっています。 NBC長崎放送 報道センター 「論争続く米同時多発テロ」 2007/9/14http://blogs.yahoo.co.jp/takefumistay77/21334225.html