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カテゴリ:本
私の友人で、身内を自殺で亡くされた方がいます。
亡くなった方はうつ病を患っており、「死にたい」と口にしていると聞いていたので、 訃報を知った時には、”まさか…”と思いました。 慌てて電話してみると、「想像している通りだとよ。」と。 意外なほど冷静で淡々とした話しぶりがとても印象に残っています。 事故や病気で亡くされた時とは違った辛さがあるでしょう。 『自殺って言えなかった。』を読んでみて、どの人も共通の想いがあるのだと感じました。 1.亡くなった本当の理由を言えない 2.愛されていなかった・見捨てられたという想い 3.SOSに気づけなかった・止められなかったという後悔 この本は親を亡くした未成年の子供が中心の手記なので、 捨てられたという苦しみを強く感じました。 また、幼いながらに自分を責める気持ちが強い事に驚きました。 大人の場合、後悔の念から離れられない方が多いようです。 同じ立場の方は、ぜひ読んでみていただきたいですね。 同じ痛みを分かち合う事で癒されていきます。 また、同じ苦しみに立ち向かい、乗り越えていこうと努力する人々の姿勢に 勇気づけられると思います。 そして、自殺を考えている方にも読んで頂きたいですね。 本当に死にたい時は、病気のせいで周りが見えなっているのかもしれません。 自分が死んだ方が周りが幸せだと考えているのかもしれません。 この本を読んで、本当にそれが最善の策なのか?他に道は無いのか? …そんな風に考え直してくれる事を期待します。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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