優しい時間 | |
優しい時間が終わりましたね。泣かない日はなかったです。
倉本聰氏が15年ぶりに書き下ろした大人のためのヒューマンドラマ
ドラマのメインを流れていたのは父と子の確執。
事故で母であり父の最愛の妻を殺してしまった息子。
(エディプスでいうところの父から母を奪った息子)
息子に愛する妻を殺された父は、息子を許せない。
(妻を奪ったことと同様に、父である自分を必要としていない、つまり親を捨てることへの怒り)
(エディプスでいうところの息子から母を奪った父)
「あいつはもう俺の息子ではない。死神だ」
息子はいじめにあっていて、それを助けてくれた近所のお兄さん(の死)を忘れないために、
刺青を彫った。自分の心のために彫ったが、それを見て両親がどう思うかを考える余裕はなかった。(先輩の死で動揺)
息子は1200℃の高温で刺青を消すことにより、父に謝罪を表す。
その片手で作った抹茶茶碗は実にすばらしいものでした。(実際あれはすごいです)
男として、人間として成長し父を超えられたことでしょう。(エディプスの父超え)
父も静かな森の時計で、『これまでの自分を振り返る』という大事な仕事をして、息子を理解しようと努めた。
そして、父と子の間に積もった雪はようやく溶け、和解したのです。
寡黙なマスターには常連さんが、一見さんが来て様々なドラマを語っていきます。
「森の時計はゆっくり時を刻む、人の時計は・・・」あなたの時計はいかがですか?
このドラマではアカデミー主演男優賞(第28回;半落ち)の寺尾聰氏はもちろんですが、タク役の二宮和也君とアズちゃん役の長澤まさみさん(同じく最優秀助演女優賞;世界の中心で愛を叫ぶ)の若いふたりの演技がものすごくうまかったです。
実際寺尾さんは友人・知人に会うたびに「このふたりが実によい、うまいんだ。ぜひ観てくれ。」と言っていたそうです。
ドラマが終わったら倉本組が建てた「森の時計」は喫茶店として営業するようです。富良野にまた新名所ができましたね。「北の国から」の家もたくさんありますし。
『心を洗う仕事』
最後にニッポン放送OBである倉本聰氏がこの度のライブドア騒動により、もしライブドアが経営を掌握したら、レギュラー番組「富良野からの風を(日6:15)の出演を降りることを表明している。
氏がニッポン放送社員時代から大切にしていたのは、リスナーの「心を洗う」ということで、脚本家になった現在も北の国からや今回の優しい時間でも視聴者の「心を洗う」仕事を大切にしていらっしゃる。
この時期にフジサンケイが作った「優しい時間」と「救命病棟」ふたつの『心』を大事にしたヒューマンドラマは「心」「愛」「生きる」というものを教えてくれました。フジテレビ・ニッポン放送は今後もリスナー・視聴者を大事によいものを作って感動させて欲しいです。
今夜も暖炉で暖かい森の時計で客の僕がミルで挽いたコーヒーを
マスターに淹れてもらいましょう
平原綾香/明日を聴きながら、雪の音を聴きながら
(カップリングの挿入歌ありがとうもいいですよ)
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