(4/20の日記)これはデリケートな問題なので、書くのはとても難しいですが、自分が考えていることを書きたいと思います。うまくまとまるかどうか?
まず最初に断っておきますが、私は今回の暴動を起こした学生のした行為は野蛮で無法で許されるべきではありませんが、中国の人々に対して悪い感情は持っていません。
中国人に知り合いもいませんが、好きでも嫌いでなく(これはどこの国のひとに対しても同じ感覚です。)、今後の人生で知り合う機会がありましたら、ただの人間としてふつうにつきあうでしょう。
上海に旅行で行ったことがあり、また機会があれば中国は行ってみたい場所です。
そもそもの発端は日本と中国の侵略の
歴史の認識の違いという。それを歴史で習ったかは定かでないですが、確かに事実だと認識していますし、当時被害にあった中国やアジアのかたがたには申し訳ないと思っています。そして日本がもう2度と戦争に起こして、他国のひとを傷つけることがないようにしていくのが、戦後産まれた我々日本人の使命だと思っています。
謝罪をしたか?よく覚えてないのですが、過去の総理大臣が何度となく謝罪をしたと記憶しています。A級戦犯も(天皇の代わりに)処刑しました。ODA(発展途上国への援助)として毎年多くのお金を貸してきました。
そのことは中国のひとたちに正しく報道、教育なされておらず、逆の悪い面(靖国神社参拝と教科書問題)は大きく報道されています。(偏った報道や教育による知識)
靖国神社の存在自体は間違っていると思います。あれはいわゆる神道の神社ではなく、A級戦犯をまつったもので、生き残った政治家が責任をとらせてすまないという思いで作り参拝しているものです。小泉総理など歴代の総理が、「戦争で犠牲になったかたに参拝している」と毎年言いますが、ただの日本市民の犠牲者を弔う記念碑を別に作り、A級戦犯と切り離して参拝しなければいけません。
それにあんなとこにまつらないで、それぞれ故郷のお墓に返してあげましょうよ。きっと霊も帰りたがっていますよ。
教科書もたかだか採用率0.何%の教科書で、南京大虐殺と従軍慰安婦を扱っていないというものです。アジアの隣国のひとがそんなに気にする問題ならば、文部科学省の教科書検定はその2つの記述がなければ合格させなければいいのです。そんなの教師のさじ加減で触れるか、触れないか、戦争の反省を教訓として生かすかはかわってきます。政治家や官僚は、戦後60年で徐々にフェードアウトさせていきたいのです。そして戦犯国から脱して世界の盟主たる常任理事国入りしたいのです。
そして今回は靖国参拝と、教科書問題が日本の戦後処理として、正しく謝罪していないととられても不思議ではありません。これが歴史認識の違いととらわれているようです。
以下のことは本筋とは関係ありませんが、一応歴史上の事実として参考まで。そもそも南京大虐殺も、従軍慰安婦も、日本の戦争のやり方に問題があったのです。つまり補給路がまったく整備されておらず、前に進むためには食料を現地調達しなければならず、やむをえず戦士は略奪を行い、そして食欲を満たし性欲も満たしたのです。それに当時の兵士のほとんどは徴兵で集められた無学な貧しい農民の若者でした。彼らもまた戦争の被害者なのです。ほとんどは後に満州に侵略してきたロシア軍によって殺されたり、捕虜となってシベリアの炭鉱で命を落としました。
だからといってやったことが正しいといっているわけではなく、悪いのは軍事政権です。そのためにアジアのひとたちだけでなく、どれだけ多くの日本人が犠牲になったか?
中国の国策としての教育の成果
中国共産党は、日本のやった悪いことを強調して教育することで、国民に外(日本)を敵にして、社会主義で抑圧されたエネルギーが内(政府)に向かうのを防いでいたような気がします。国策としては都合がいいです。今回はその成果がうまくいったと見てよいのではないでしょうか?
おそらく中国の歴史認識の中には、天安門事件はありません。事件もその粛清もなかったことにしてしまったのです。僕はニュースでこの目で「戦車が学生をひき殺す」のを見ました。世界中が見ました。
貧富の差などのフラストレーションのエネルギーが、反日へ昇華されているのですが、これほど大きな物とは予想しなかったでしょう。
いわば学生運動と見れば、日本も韓国も、どこの国も通ってきた道なので、決しておかしいものではありません。その矛先が教育の成果、国策の成果として内政に向かうのではなく、日本に向かっているだけです。
でも中国政府は恐怖しているに違いありません。いつそのエネルギーが自分たちに向けられるか?
その際にはもう一度粛清をして、なかったことにできるのでしょうか?
経済大国でありながら、共産国というアンバランスはいつまでもつのでしょうか?上海の高層ビルに住み外車を乗り回しているひとと、山奥で交通機関もなく農作業をしているひと(ウルルンにでてくるような)と同じ国の人間であるという矛盾。
僕も最初は「戦後60年たっているのだから、勘弁してくれよ~」でした。でもアジアには「うらみ」という感情は根強いと聞いています。被害者の立場にたってみればいつまでたっても、憎しみは消えないものです。
韓国やベトナムにも飛び火しています。
相手が納得する謝罪、歴史認識をしなければ70年たっても100年たっても変わらないのではないでしょうか?
お互い隣国としてうまくやって行きたいのなら、日本政府は何度でも謝罪すべきです。そして教科書問題では、相手の気持ちを優先して記載すべきです。靖国参拝はやめです。
近年はもう中国の教育も変わって反日教育もやっていないそうですが、お互い歴史認識を検証する委員会を作り、教育・報道を正しくやって、新しい両国関係を築くべきです。というかいままでそれをしてこなかった両国政府が悪いです。
中国の学生諸君、暴力では何も変わりません。破壊活動をしたらかつて罪のない中国人を虐殺した日本人とかわりがありません。世界中が君たちのしたことを見ています。あまり野蛮だとオリンピック開催も危うくなります。もう少し大人になろうよ!
もっとも許せないのは日本にある中国の領事館などにいやがらせをするひとです。よく横浜などで在日朝鮮人学生のチマチョゴリを切り裂いたりするやつ。いったい彼女があなたに何をしたというのですか?そういう陰湿な日本人が一番嫌いです。暴力に暴力で返したら、自分も醜く野蛮になってしまいます。大人の解決をしましょう!
といっても仲良くしようとか、戦争反対とか、暴力反対とか、積極的に善きことを主張しているのではなく、「あ~あ学生やっちゃってるよ」という冷めた目でニュースをみています。あまり悪化して両国の産業にも影響が出てくると、間接的に自分にも影響がでてきますが、今のところはあっしには関係ないことでやんすというのが本音でしょうか?純ちゃんもうまく謝って、靖国やめなよ!
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