競馬の記事を続けたので、ここでやわらかいお題をひとつ。
わたし、恋をしています。とてもせつなく。
今はそれほどひどくありませんが、2・3週間前は寝ても覚めても仕事中も四六時中、その女性のことを想っていました。いわゆる恋わずらいです。
なぜ今ごろ?それになぜ彼女なんだろう?
この恋がかなうか?どうかはとても難しい問題です。
そのひとは近くにいないのです。といってもあの世にいってしまったり、というわけではありません。
5年前に東京で勤めていた会社の同僚です。距離と時間となにやらで、誰かに連絡をとることもできません。
そうです。僕が恋しているのは5年前のその女性なのです。
やっぱりリアルワールドの女性ではないので、幽霊や3次元やアイドルを愛しているのと一緒かも?
違うのは一緒に過ごした日々の記憶と想いがあるだけ。
たぶんお互い好きあっていました。セクションやフロアは違うのですが、朝礼の時間は割りと近くにいて、お互い顔を見合ってニヤニヤしたり、時には「がお~っ!」などといじめてふざけていました。社員の90%以上女性でしたが、たぶんお互い一番仲がよかったと思います。(よくお互い上司などから「つきあっちゃえば」などとからかわれていました。)
当時自分には田舎に彼女を残してきていて、上記の女性だらけの状況ですから、自分のファンも多く、また自分が「いいな~、好きだな~、つきあいあたいな~」と思う女性も何人もいました。顔がきれいだったり、胸が大きかったり。
そう、仲がよいのですが何番目かに好きな娘でした。
だから彼女のファーストネイムも知りません。
タイプ的にはかわいい子です。年は当時26歳でしたが、かわいい声とまんまるな童顔と低い背のせいで、二十歳ぐらいかと思っていました。
印象的なエピソードとしては、彼女が日曜に出勤して一人で仕事をしているとき、僕もチョコっとだけ仕事をしに立ち寄ったら、彼女が「キャンディ・キャンディ」みたいなかわいい髪形をしていたので、思わず「すごくいい!すごくかわいい!昔のアニメみたいで」とほめたら、照れて喜んでいたのですが、「昔かよっ!それってほめてるの?」的な返しもありました。それ以前はムーミンのミーみたいでやはり「昔かよっ!」の髪型でしたが。
もうひとつ。他の男性スタッフがすべて出払っていて、夜遅くひとりで残っていたら、他のフロアで彼女もひとりきりで残っていたらしく、(社内で二人きり)内線がかかってきて「がんばろう!」「うん、がんばゆ~」と励ましあった。
彼女が仕事が終わり、喫煙所で出会った僕は驚いた。幼い彼女にタバコが不釣合いだったため。
年を尋ねると「26」ということで、思わず「彼女と一緒」「誰の?」「俺の」と言ってしまった。
そこで後悔した。臭いとても狭い空間だが、彼女を抱きしめてキスしたいと思ったからです。
そして今でも後悔しています。そうその時恋をはじめられたのです。たぶん。
でもやはりなぜ今?なぜあの娘なのか?それにリアルな恋愛より四六時中恋わずらっていられるのか?
たぶんに夜勤をはじめてもうすぐ1年、ひとにまったく会わない生活をしているので、そろそろ精神的に限界のサインなのかもしれない。その想いを続けることで他の思考をカットさせるために。
それに当時好きだった、または好かれていた何人かより、彼女と過ごした時間や思い出のほうが数十倍多く、つまり彼女を一番好きだったからではないかと思われます。
きっと彼女は今頃誰かと幸せなかわいい家庭を築いているに違いない。
そして今こうして恋焦がれている昔のその娘に対するこの想いも、やがて夢や泡や陽炎のようにはかなく消えていってしまうのだろう。
あっやばっ書いちゃった、他人に話しちゃった、あ~あ!
でも書いたからどうにかなるというものではないので。
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